肝臓と腎臓は、どちらも解毒作用の器官
現代人の肝臓と腎臓は、添加物や化学製品、肉や砂糖などの
分解と除去で、たいていはオーバーワークです
アレルギー疾患も、漢方では
肝臓か腎臓の養生によって対処するという考え方が基本です
慢性疾患のある方には、普段の治療に加えて
肝臓と腎臓の温シップを併用すると
治りが早くなります
鍼灸でも肝臓や腎臓の関連部位に施術をすると
終わってからトイレに直行
→ 「びっくりするほどおしっこが出ました」
という患者さんが多いです
肝臓と腎臓の養生は、温めるという単純な方法で
ご自分でもできます。
ちょっと思い出したのですが
そういえば、エドガーケーシーも、湿疹の手当てで
肝臓にシップの指示をしていました。
さて、ご自分でする解毒機能アップの肝臓腎臓温シップ
<腎臓>
1.こんにゃく2枚を10分ほどお湯で煮て温めます
2.タオルを2枚から4枚、こんにゃくに巻きます
3.うつ伏せになって、左右の腰骨の上に1枚ずつ
タオル巻きこんにゃくをのせます
4.そのまま30分ほど休みます
5.最後に冷たいタオルで温めたところを拭きます
<肝臓>の場合は1.2.まで一緒
3.仰向けで、右の肋骨の下(ウエストの上あたり)
に、タオル巻きこんにゃくをのせます
肝臓は大きいのでのせられれば2枚共使用してもOK
4.そのまま30分ほど休みます
5.最後に冷たいタオルで温めたところを拭きます
老人と子供は時間を半分にしてください。
ビワの葉が手に入る方は、1年以上木についていた
濃い色の葉を洗って、光沢のある面を肌にあて
その上からタオル巻きこんにゃくを載せると
薬効が加わって効果も数倍増します。
ビワに限らず自然療法に使用する植物には
自然のエネルギーが宿っています
個々の植物の薬効と
この自然のエネルギーが大切な役割を果たしているのだと感じます
ビワの葉はこれから11月くらいまでは剪定期なので
近所のビワのあるお宅やビワ農園でも分けてもらっても良いと思います
ただし、1箇所1回につき、1枚使用するので
薬効を考えると、ご自分で植えてしまうのが一番です。