かわいいものや、小さなもの


人によっては「きれいなお姉さん」を見て


「癒される」ことがありますね




癒すという言葉の本来の意味は


治癒や回復をさせる、ということだと思いますが


少し前の「癒しブーム」くらいから


明らかに、 「状態が少し良くなる」


または「ほっと一息つく」という意味合いで使われています



そのために


ケア(世話)でもキュア(治療)でもない中間地点に


癒し というカテゴリーが存在するようになり


医療従事者のなかには


「我々は癒し産業ではないのだから


しっかりと治療をしていかなければならない」


という、区別意識もあるようです




じゃあ、鍼灸師である自分のやっていることは


何なのだろう、と考えてきました



お医者様ではないので「治療」ではありません


介護や看護ではないので「ケア」でもありません




患者さんは、なぜ鍼灸を選ぶのだろう


ただ癒されに来ているわけではないと思います


整形外科や、心療内科、産婦人科などを始め


病院に行ったけれども治らないから


と言って来訪される方も多いのです


そういう方が求めているのは


始めは「病名」のこともあります


なんだかダルイのに「何でもない」といわれて


途方にくれている


名前がつけば対処の仕方も考えられのに





でも、本当に求めているのは


救い なのではないかと思います


病名もわからず


状態も変わらず


痛みを抱えて


「特に異常はありません」


「必要なら安定剤を処方しましょう」


自分はずっと、このままなのか


いや、実はただ怠けているだけなのか


でも、実際に辛いのはもしかして心の病なのかも


そんな心と身体をもてあまして


先も希望も見えない



そんな中で、とにかく救いが欲しいのだと思います



もちろん自分が誰かを救えるとは考えていません


私にできることは何度も言うように


きっかけのスイッチを押すことだけです


ご自分自身が気づくよう


ご自分自身が治すよう


なぜ、今こんな状態になっていて


どうすれば抜け出すことができるのか


患者さんの身体に問いかけながら


仮説を立てて道筋を示していくのです



バラバラになって見えなくなっていたピースが


ある場所にはまる様に納得できるものがある


改善への方向性が示される


それを受け入れることで


目の前が明るくなったり


本来持っている力が発揮されるきっかけになれば


それが救われるということなのかなと


最近は思うようになりました




ホリスティックケアでキレイの近道-logo
鍼灸・美容鍼灸・マッサージ

ホリスティックケアプアマナ