テレビを見ていても、くつろいで座っていても、常に体のどこかに力が入ってしまう
寝ても疲れがとれない
気がつくと、家事をしていても足や肩に力をこめるような姿勢をとってしまっている
身体検査や、マッサージを受けている時、体の力を抜いてください、と言われることがある
そんな、「体の力を抜けない」方がいらっしゃいます
性格的には
・緊張しやすい
・不安感が強い
・心配性
・頑固
・失敗を極端に怖れる
・完璧主義
・我慢強い
といった傾向があります
始めから自分の弱さをさらけ出すことができれば楽になれるのですが、表面上は、それを見せず、端からも気取られないように振る舞ってしまうために、体の一部に力をこめてバランスを保とうとする
または、実際の自分と理想の自分との間のギャップが大きいという点で、自意識が強すぎる、という場合もあります
いずれも、自分を保とうとして、力を入れることを繰り返す内に、意識的に体の力を抜くことが出来なくなってしまっているのです
その方にとっては、力を抜くことはアイデンティティーの崩壊を意味するからです
もし、そんな自分に気づいているのなら、力が入っていると感じた時に、ただ静かに深呼吸してみてください
ゆっくりと深く
呼吸を繰り返して、呼吸に集中し、吸い込んだ呼吸が、力の入っているところにまで届くように
そうして、今度は呼吸に合わせて、ゆっくりと力を緩めていくようにしてみてください
立っていても、横になっていても、どんなときでも深呼吸はできます
いつでも、気づいたら深呼吸をするようにしてみてください
そうやって、身体を緩める感覚が身につくと、段々と自分の心と身体が重なってきます
心と身体が重なるということは、自己の理想と現実が重なってくるということ
いつの間にか、不安が遠のいたり、不必要にアガったりすることもなくなってくるかもしれません
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