ツボには、主治といって、ツボへの刺激によって改善が期待できる特定の症状が、いくつか示されています


例えば、有名な合谷なら歯の傷み、鼻水、口内炎、胃痛などが主治


それとは別に、耳ツボや足ツボ等での考え方は、耳や足裏に、身体の各部位に対応した場所があるというものです


施術中に、ある場所を押されて非常に痛く感じると、患者さんはそこが痛いというのは「何処が悪いんですか?」とお聞きになります


消化機能が低下している、ストレスを受けている、ということもありますが


「頭です」
「はぁ?」
「頭が悪いんです」


例えば、足の親指は頭に対応していると言われています。足の親指を押さえるとが痛く感じて「何処が、悪いか?」と問われれば、残念ながら頭が悪い、と答えるしかありません(笑)




ところで、鍼灸施術が効きやすい人、というのがいらっしゃいます


効きやすい状態の人、というべきかもしれません


私の恩師は、鍼灸の効きやすい人は「頭の良い人」と言っていました


柔軟性があって、素直な人、聞く耳を持っている人、という意味だと説明されていました


プラシーボ効果の実験にも顕れているように、信じていれば片栗粉を固めたものでも病気は治ってしまうことがある


しかし、施術後に同じ改善状況でも「七割方治った」という方と

「まだ三割残ってる」とおっしゃる方では前者の方がその後の経過が良いのも事実です



ですから施術者として、まず何より大切な務めは、どんな患者さんでも、信頼して、心を開いて頂ける状況を作り上げること


あれ?腕は二の次ということ?


いや、バリバリに疑って来られる患者さんだろうが、魔法のように症状を消す腕がない以上、精進第一、第二に愛嬌という心構えの話でしたか?


結局、腕は二の次かいっ!


おあとがよろしいようで…




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