アトピー性皮膚炎で長くステロイドを使ってきた場合

脱ステ・脱保湿中は、強い決意の元に始めたとはいえ

肉体的にも、精神的にも何度も決意が翻りそうになることと思います



特に子供の頃から長期間ステロイドを使ってきた方は


もし、親がステロイドを拒否していてくれたら・・・

もっと早くから、ステロイドを止めていたら・・・


等、周囲に対しても懐疑的になることもあることもあるでしょう



アトピー性皮膚炎の大変なところは

期間が長く、先が見えない

悪化の波が定期的に襲ってくる


という事に加えて


一度にやらなければならないことが多すぎる


点だと思います


ある程度、観察をして知識が増えてくると


飲み薬だけ

塗り薬だけ

食べ物の改善だけ


単体では治らないということがわかってきます



しかも、皮膚の状態もどんどん変化してくるので

痒さや痛さを和らげるために


薬に手が伸びたり

鍼灸や整体や皮膚科やホメオパシーをハシゴしたり・・・



最近は、ネットでも様々な情報が出ています


脱ステの経過を記している方も多いので

そういったものを参考にして、

できるだけ自分の状態に近い方を見つけたら

コメントなどで、話をするのも大変有効だと思います



皮膚科は、それぞれの先生の考え方がありますので

自分の考えにぴったり、あるいは信じて任せられる

という先生に出会うのは難しい場合があります



脱保湿は勧めているけれど

石けんやシャンプーは市販のアトピー製品を売っている


乾燥している部分に、さらに乾燥を促すような軟膏を処方されただけでも

「病院を変えたほうが良いのではないか?」と考えたくなります



脱ステ、脱保湿の期間は、一年とも三年とも言われています



脱保湿の理屈と目標は

「健康な皮膚は風呂上りに保湿剤をつけなくても問題ない」


というところにありますが

私は、脱保湿に固執するよりも

掻き傷で、皮膚がえぐれたようになった場合には

シアバターやカレンデュラオイルを傷に塗る


または、カレンデュラのホメオパシーレメディーを摂る

などの、補足的な措置は積極的にとってよいのではないかと思います



傷の治りを早めることは、全体的な時間の短縮につながります



ただし、

では、ワセリンではなくセラミド入りの化粧水なら脱保湿に支障はないのか?

という疑問が当然わいてきます



ここで、セラミド入りの化粧水をつけるのはまずいのではないか

と、考える方も

肌のセラミドを増やすというこんにゃくを食べることには、躊躇はないと思います



1年から3年あるのだったら、

その時々の症状に応じて

一つずつ試しながら観察し

トライ&エラーを繰り返していく



実際はこれが最も早くて確実な方法だと思います

アトピー性皮膚炎の経験があるということは

脱ステ、脱保湿の1年から3年だけでなく

一生ものの自分の「傾向」として

自分に合うもの合わないものを

知っておく必要があるということだからです



実はこれは、アトピー性皮膚炎に限らず

身体を持っている以上

全員が経験値として持っているべき知識でもあるのです



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