昨日の記事、ほんまでっか?の心意気 を踏まえてご覧下さい



15年くらい前でしょうか?

新聞に「愛煙家に朗報」という記事がでました



記事によると、人間は普通に生活している限り、息を吸うという行為は当たり前に行うけれども、吐くという行為を意識的に行う場面がほとんどない。ところが、タバコを吸っていると、長く息を意識的に吐く。これが健康に良い、というわけです。



もちろん、ここにはタールやニコチンの害は無視されています。この記事でタバコを始めなくちゃと考える方が増えたということもなかったでしょうし、記事自体も無視、あるいは黙殺だったでしょう。タバコを止められない一部の愛煙家のみが、正当化の理由として使ったくらいでしょう



ところで、この記事から学ぶべきは、呼吸の大切さです。ストレスにさらされると呼吸が速く浅くなることは知られています。そのために、ほとんどの健康法は呼吸を大切にします



では、なぜ、呼吸が深いことが大切なのかはご存知でしょうか?

呼吸が深いということは、心拍数を下げ、心身が落ち着くから?それも正解です

では、なぜ、心拍数が遅く、心が落ち着いていることが大切なのでしょうか?



それは、人間の一生の呼吸数、あるいは、心拍数が決まっているからなのです。

人間が一生に行う呼吸は5億回、心臓はその間に4回拍動するので、心拍数は20億回ということになります。

小さな動物は、呼吸が速く、寿命も短い。猫にも犬にも一生として与えられた時間があるということです。



だから、呼吸は深く、ゆっくりである方が良い。早く呼吸してしまうと、自ら寿命を縮めることになり、間接的に緩慢な自殺行為になるというわけです。



ストレスで早まった鼓動を、ゆっくりと呼吸することで治める。これがタバコの効用というわけです。たまにイライラしながら、のべつにタバコを吸って、灰皿を山のようにしているというのがありますが、これではタバコを吸っても意味がありません。(そもそもタバコを吸うことに意義があると仮定して)



実際はもちろん、タバコを吸うより、ヨガや太極拳で呼吸を整えた方がずっと理に適っているわけですが、仮にニコチンやタールの害よりも、適切な呼吸法を取り入れる効用の方が大きければ「何十年もタバコ吸っているのに長生き」という方の存在も、不思議ではなくなるというものです




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