夏は、汗をかくために体内の水分が奪われやすい状態になります

すると、ダルイ、足がつる、めまいがするなど、熱中症のような症状が出ます



これは、東洋医学の弁証で「血虚」という症状に似ています

血虚は、わかりやすく言うと貧血のような症状

もともとの体質が「血虚」の方は、夏場は特に注意が必要です

熱中症の予防と同じく、


・こまめに水分を取る

・塩分を始め、ミネラルの補給を心がける


などに気をつけるだけでも効果があります




さて、元々の体質や傾向が血虚である場合は夏場でなくとも

足がつる、寝つきや寝起きが悪い、疲れが取れない、顔色が青白い

めまいがする・・・などの症状が自覚されます



女性の場合は、生理不順などがある場合にもこの血虚が疑われます



時々、冬でも「やたらに氷がたべたくなるんです」

という方がいらっしゃいます

冷蔵庫の製氷室を開けてはガリガリ氷を噛んでいる

製氷皿一皿丸ごと食べてしまうという方もいらっしゃいます



実はこれには「氷食症」という名前までついた立派な病気です

鉄欠乏性貧血の指標であるとされ、異食症の一種ともされています



治療を必要とするほどではないにしても


・貧血

・生理不順

・橋本病(甲状腺疾患)


などをお持ちの場合がありますので

症状のある方は一度、血液検査を受けられることをお勧めいたします



なぜ、氷ばかりを食べたくなるのか

については、

口腔内の温度が上がって、それを下げようとするため

ではないか、等の推測がされていますが、よくわかっていないようです



食事による養生では、おなじみの貧血によいとされる


乾物類、アサリ、レバー、プルーン、海草、うなぎ、豚肉


など、鉄分やビタミンB、葉酸を含むもの



夏場の水分補給では、


鉄分と結合して排出してしまうといわれる緑茶よりも



コーン茶

よもぎ茶



がおススメです





尚、ご参考までに

軽い貧血の場合は、鉄剤などの処方によって、短い期間で血液検査の数値は戻すことが可能ですが

「血虚」(生理不順なども)は、鍼灸、または漢方と食事療法などを併用しながら気長に改善していくことが必要です





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