昨日、幕内秀夫先生の本をご紹介しました






コチラ → 変な給食を読みました





科学が飛躍的な進歩を遂げながら、癌もアレルギーも治せないばかりではなく、増え続けている。生活習慣を見直すべきであることには、異論のある方は恐らくいらっしゃらないと思いますが、食事については、現在採用されている栄養学自体が恐らく間違った方向性を示しているため、根本的解決に至らないのではないかと感じます。幕内先生も、そのことを指摘されているので少し長くなりますが本文から引用します



『私は医療機関で30年くらい仕事をしていますが、とかく一般論として食事の影響がもっとも大きいのはメタボリックシンドロームとか糖尿病といった認識があるようです。
でも本当に食事の影響が大きいのは何と言っても乳癌です。(中略)断言できますね。次が子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症、不妊症。ようするに女性ホルモンの関係する病気ほど、食事に影響されやすいのではないかと思っています。次が子供のアトピーです。
若い内に、子宮か卵巣か乳房か、婦人科系の病気で治療をうけた女性の子供の半数以上は、アトピーか鼻炎を患っているはずです。つまりこれは、母と子が同じ食生活であることが関係している気がします。』



女性ホルモンが関係する病気に関しては、私も同じ印象をもっています。ここで、もうひとつ考えるべきは、環境問題で語られる『メス化』、つまり環境ホルモンによってエストロゲン(女性ホルモン)の大海に我々は浸かっているようなものである、という研究結果



食生活の欧米化が婦人科系の疾患やアレルギー増加に関与しているという事実は、短絡的に考えれば、欧米スタイルの食生活には環境ホルモンが過剰に含まれている、ということになります



食材、調味料、調理法。どれか、又は全部が疾患を引き起こすだけのホルモン自体を含むか、ホルモンの過剰分泌を促してしまうのかもしれません





同じものを食べても、大人と子供、さらに男女では代謝経路が違うので、単純に女性ホルモンだけの数値で計ることはできませんが、案外、アレルギーの子供たちの女性ホルモン数値を検査してみると何かわかるかもしれませんね




もっとも、それが証明されると今度はアレルギー治療に、ホルモンをコントロールするような婦人科疾患治療の転用が行われて、「副作用のために更年期症状のでている小学生」が出現するかも。原因究明は多分二の次でしょう(笑)




いずれにせよ、母と子が同じ食生活(又は妊娠中やそれ以前の食生活も含めて影響する)であることが婦人科系疾患の母とアレルギーの子供の構図を作るなら、逆もまた真なり。アレルギーのお子様をお持ちで、未だ婦人科系の疾患にかかっていないお母様方は、食生活の改革を進めることは、お子様の症状改善だけでなく、ご自分の乳癌(など)予防にもなるということですね。私もその一人。子供のアレルギーのおかげで食を考えるきっかけを与えられ、知らぬ間に結局は自分が助けられることになっていくのかもしれません



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