多くの病院や鍼灸、整体などに気軽に通う健康フリークとは別に、どちらかというと病院嫌いのナチュラリストの方々がいらっしゃいます




自然食品を愛用し、身の回りのものを無添加で揃えている方が多いので、名称として仮に「ナチュラリスト」とさせていただきます。山や海を愛する「ナチュラリスト」と紛らわしくて申し訳ありません






自然食品、自然療法を始めた経緯は、


慢性病がいくつかの病院で改善しなかった


子供にアレルギーがあった




など様々


ほとんどの方が補完(代替)療法を併用していらっしゃいます






びわの葉


テルミー


ホメオパシー


気功


etc.




子供の風邪や、歯痛などの症状にうまく対応できるようになると自身もついてきます。






しかし、絶対にしてはならないのは




補完療法だけで全ての症状に対処できると考えること






自然療法を実践し始めると、周囲から孤立する危険があります




病院に行くことが敗北のように思える


親兄弟から理解が得られず、疎遠になる




すると、客観的な判断を下す目を失うことなり、これが非常なリスクとなりうるのです




こうした例をいくつも見てきました






自然食で育児を行っていると申告したために、保健師さんにも発育の遅滞を自然食のせいと判断されて、内分泌機能の低下を見逃されてしまった例






腹部の激痛にもテルミーなどで対処しようとして、内蔵の癒着を招いてしまった例






自然療法は、本やネットでの情報と、たまに講演会などに行ったとしても、情報はどうしても一方方向になりがちで、ましてやここのケースに対応することが難しいのが難点です






ナチュラリストが前回までに書いてきた健康フリークと決定的に違うのは、セカンドオピニオン、もしくは駆け込み寺式の相談者を持っているかいないか、だと思います






健康フリークは、病院での対処が不満であれば、鍼灸に行き


鍼灸での判断に疑問があれば、整体にも出かけていきます






そうこうしているうちに、心理的身体的に自分に合った相談者や、療法を見つけることができるのです。本来はここからナチュラリストになっていただくのが理想だと思うのです






しかし、本やネットでの情報だけで自然療法を実践していると、自己判断、悪く言えば「素人判断」に陥りやすいことも事実です。そして、もし、自己判断で対処しようとするのなら






普段から身体を良く見て


養生を怠らず


自分に出来る事は全てして


選択したもの(薬)などの性質を調べつくし


選択した結果のリスクが生じたとしても自己責任で引き受ける






覚悟がなければいけないと思います






自然療法で癌を克服しようとなさっている方は




強まる痛み


改善しない数値


死への恐怖


心配する家族


病院で治療を受けろと促す親戚




それら全てに立ち向かっていらっしゃるのです


まさに「命がけ」






自然療法のみで対処していくというのは


命がけの行為なのです






限界を見極める力がないのなら


絶対に意地を張るべきではないですし




自然療法を実践するからには


きちんとした観察と見極めを怠ってはいけないと思います










健康フリークの落とし穴





健康フリークの落とし穴 ② 評価の目安






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