腎虚なのに、髪の毛黒々puamanaです



美容師さんによると、全身の栄養は、生命に関わる大切な部位を賄った後に最後に髪にも回るので、髪の状態が悪いのは健康状態のバロメータになるそうです



東洋医学でも「髪は血余(けつよ)」と言って、血は全身に栄養を運ぶ器官ですから、髪にまで栄養が及ぶのは最後、という同じ意味を表しています



腎は、成長や生殖、生命力を司り、その力は誰もが生まれた時から時系にしたがって減っていきます。が、ストレスや、疲労度によってその速度が異なるわけです



腎虚というのは、年令に比して生命力の減りが激しい状態



だからジョーの髪は燃え尽きた時に一瞬で真っ白になったわけですね(笑)


あれ程極端ではないにしても、これは実際にもあることです。髪は白くなるだけでなく、パサつきが目立つ、やけに寝癖がつく、という状態は、やはり健康状態が良好でないということを示しています



腎虚、というのは全身に栄養が回っていない状態ですから、栄養という面から考えると、ビタミンやミネラルの不足によって酵素がうまく働かない状態ではないかと考えられます



これは、ビタミンにおいては単純な「不足」、ミネラルにおいては、不足と共に、身体の状態に応じて吸収率が変化するので、「吸収不全」が不足をさらに加速します
(ビタミンとミネラルの違いは近々アップしますね)



ミネラルは、例えばマグネシウムの場合、一種類で300もの体内での仕事を働かせるために必要な栄養素なので、必須ミネラルの不足は当然様々な支障をきたします



髪の栄養が足りない場合、トリートメントでは表面的にプラスチックのようなものをコーティングするだけで、根本的な解決にはなりませんが、昔から言われる「髪に昆布」は、昆布がミネラルの宝庫であることから、意外に正しい方法だと考えられます



昔からの知恵とは言え、昆布が黒いから髪に効くというダイレクトな発想ではなく、代謝を促進することで全身状態を改善して、最終的に髪にも栄養が回るようにする、という理屈ですね。ですから、金髪にも赤毛にも効果はあるはず、なのです(笑)




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