もし、患者さんが問診で






一日中何もしたくない、または憂うつである


寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまう、または眠りすぎる


動作や、しゃべり方がゆっくりとなっている


疲れやすい、または気力がわかない


思考力や集中力が鈍っていると感じる






と、訴えたら






病院では  うつ病


鍼灸や中医学では  血虚




を疑います






上記の項目は、DSM-Ⅳという、うつ病の診断基準のための項目です


実際には、「2週間毎日、ほぼ一日中」とか、絶対に選択肢に入っているべき項目というのが条件があるのですが、こうした項目を見ていると、東洋医学で言う「血虚」に非常に似ていると思います






血虚といっても、単純に一種類の症状の種類ではなく、心血虚、肝血虚など、さらにこまかい分類があります。めまいや動悸、月経異常などの症状を伴うことがあることから「貧血」に似た症状ともいえます






しかし、いずれも「不安感」があったり、「うつうつといた感じ」があったり、最近のように「うつ病」がポピュラーな疾患になって、情報も増えるとネットなどで検索していくうちに「私もうつ病かも・・・」と思えてくるような類似点があります






東洋医学では、症状は重視しますが「病名」は重視しないので、病院にゆけば「うつ病」と診断される方が、鍼灸や漢方で「血虚」として治療を受けているケースが実際にあると思われます






日本人のうつ病や、プチうつ、がこれほど増えており、同時に大人だけではなく、子供たちの根気のなさや打たれ弱さが目立つ背景を調べていたら、もう一つ面白い事実が見つかりました






70年代の後半に、米国の医師が行った研究で、「子供たちが落ち着かなかったり、イライラして怒りっぽかったり、根気がなく、学校に行きたがらなかったりするのは、軽い鉛中毒のためではないか」というもの。


急性の鉛中毒では、貧血、嘔吐、神経症状、消化器症状が現れますが、「軽い鉛中毒」が及ぼす影響が小さくないことが示唆されました






体内に入った鉛は、歯や骨に蓄積されるため、この実験では抜け落ちた乳歯の鉛含有量を調べ、鉛の濃度と普段の生活態度との関連を調査しました。


「気が散りやすく落ち着きがない」


「手をつけたことを最後までやり遂げる事が少ない」


「ぼんやりと空想にふけっていることが多い」


などの項目についてイエス・ノーで回答






その結果、鉛濃度が高いほど、イエスの回答率が高まるというキレイな相関関係が認められたそうです。水道水、農薬、環境汚染で、現代人の身体は少なからず鉛を溜め込んでいると推定されているので、これは無視できない結果です






ところで、体内の鉛の濃度が増えると鉄の吸収を妨げ、逆に鉄が十分に取れていれば鉛(やカドミウムといった有害ミネラル)の吸収は妨げられるという相関関係があるようです。鉛中毒では貧血を起します。このせいですね






と、いうことは


うつ病がこれだけ増えたのは、鉛過剰と鉄不足・・・・かもしれないわけですね






鉛など重金属を排出するには




鉄を含む食べ物はコチラ








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