対症療法とは
表面的な症状の消失、または緩和を目的とする治療法をさす
一般的にあまりのぞましくない治療法とされている
対症療法に対して、症状そのものの原因を制御する治療法を原因療法という
wikipediaより
熱に対して解熱剤
痛みに対して鎮痛剤
という、対処の仕方を一般的に対症療法といいますが、結論からいうと、東洋医学でも対症療法の手法は用います
西洋医学は病気を対象とする
東洋医学は病人を対象とする
という対処の仕方が、よく双方の対比に用いられます
東洋医学では、確かに脈診、舌診などから、患者さんの現在の状態や本から持っている体質などを判断して、証というものを決定し、それに基づいて気の過不足などを是正することによって改善に導きます
しかし、捻挫やぎっくり腰に対しては、始めに脈を診て、舌を診て、ということは・・・しません
東洋医学にも、標治と本治という考え方があり
標治 とは表れている症状に対する治療
本治 とは原因・病因に対する治療 です
現実の施術でもっとも良く使われているのは
標本同治という施術の仕方です
例えば美容鍼では、直接影響を及ぼしたいのは
顔、ですが
ご経験のある方はお分かりのように
実際には足にも、手にも、鍼をしたと思います
これを標本同治 といい
表面のシワやタルミといった症状とともに、シワの原因となっている本来の身体の状態にも働きかけていくという東洋医学独特の施術方法です
この症状には、このツボ
という、使い方は、邪道だとする考え方もあります
それでも、生活習慣も体質も病歴も関係なく、一つのツボを単独で押してみただけでも効果が表れてしまうのがツボの面白いところでもあります