学生時代に「本当に患者さんを診ることが出来るようになるのだろうか」
と、挫けそうになったとき、読めばたちまち元気になってしまう本がありました
「お灸で病気が治った話」
伝説の名灸師 深谷伊三郎先生のカルテを、ご子息であるギタリスト（！）の方がまとめたもので、10巻くらいあるのかな？
ワープロで起した原稿を、B5版の紙にコピーして表紙をつけたような本でした
なぜ、読むと元気になってしまうのか
それは、お灸で
「何でも治っちゃう」記録だから
卒業後に、ある鍼灸師の方と話をしていてこの本の話題になり
「あれは、すごいですよね」
「ええ、勇気がわきます」
同時に
「何でも治っちゃうんですよね」
「何でも治っちゃうんですよね」
ハモりました
さて、
お灸はモグサに火をつけて施術します
血行を促して代謝をあげることができることから、温めることによって効果の期待できる不調、
冷え、血行不良などが原因の不調には効果が高いと言えます
ですから、熱気の盛んな、陽気の強い方には向かない、とか
炎症の強い場合には用いない、という説もありますが
深谷先生ならそんなことはおっしゃらないでしょう
深谷先生でない方は
鍼（はり）を用いる場合との違い、程度に考えて頂ければよろしいかと思います
つまり、冷えのある方
むくみのある方
詰まっている、滞っている感じのある方
などには、セルフケアでも積極的に使っていただけるのです
ところが、手軽で一般的な、せんねん灸タイプのものは
どうしても燃焼時間が短く、背中や腰にはご自分では使いにくい
棒灸というのもあります
長く温めることができるので、便利です
ご参考までにこういう形
- 棒灸もぐさ 中国棒灸 28dw12
- ￥1,785
- 楽天
ご自分で背中などにお灸するための補助具です
- らくらく温灸器と中国棒灸のらくらく温灸器セット 24dw12
- ￥5,460
- 楽天
ビワの葉灸などで慣れていらっしゃる方は、使えると思うのですが、直接目視できないところにあてるのには、少しテクニックがいります
そこで、これ、試してみました
東京山正の つぼきゅう禅
アロマ☆ピスケス☆さんのブログ
を拝見して早速購入
いつも、有益な情報をありがとうごわす
この方は、スゴ腕の占い師にして、信頼できる身体観察のプロでもあります
煙の出ないタイプ
普通に煙が出るタイプ
遠赤外線がでるシートを苦労して開発したそうで、お灸の熱が、深くまで届く
しかも、燃焼時間が長く、粘着力が強いので、お灸が余熱で暖かい間は、何箇所も移動して使用できます
一人で使う場合
手の届きにくい背中の上の方には、流石に不向きですが、腰まわりや仙骨のあたり（腰痛や脚の痛みで最も大切なツボですね）には、十分一人で移動させて使うことが出来ます
じっくり温めることができる点も良いですね
お灸の温めて改善する、効果を最大限に堪能できます
購入すると、熱心なツボ解説書をつけてくれます
これも、いかにも「何にでも効きそうな解説書」です
無煙タイプ
有煙タイプ
はお好みですが、意外なことに、スグに灰が落ちてきそうな有煙タイプのほうが、灰も途中で落ちずに最後までがんばってくれます。形も圧倒的にかわいいです
（個人的な感想です）
専用のシート（別売り）を使うと、目の上にもお灸できるそうです
目の周りのお灸というのは、クマやタルミにもすごく効果的なのですが、限られた方法でしか施灸できないので、自分でできるなどというのは夢のような話です
セルフケアのおススメ製品でした
