アトピー性皮膚炎をお持ちのお母様(妊婦の方)の一番の心配は


「子供にもアトピーがでたらどうしよう」


ということだと思います






妊娠中の食べ物に気をつけてみたり


母乳での育児が出来るように、知識や準備を整えたり


きっと工夫をなさっていらっしゃることでしょう






アトピー性皮膚炎も蕁麻疹も


解毒(排毒)反応であるといわれています
ところが、身体にとって「毒」だと判断されたものが、アレルギー反応によって下痢として、あるいは一過性の蕁麻疹として排出される人と、アトピー性皮膚炎として長期に反応し続けてしまう人がいるのはなぜなのか?それを考え続けて、後天的な要因に対処してきました。しかし、遺伝的な要素を持っていたとしても、出生時の対処によって発症を回避できる、というのです。私自身は、子供の出産時に残念ながらこの知識がなかったので、試すことができなかったのですが、これは、排毒という観点からみて、有効性が高いのではないかと考えています。




その方法とは…





「かにばば完全排出作戦」


です








かにばば、とは、赤ちゃんが生まれて始めて排出する便のことで


胎便と呼ばれています








これを、とにかく生まれて初めての解毒としてしっかり出させてしまうというもの







以前、整体の本で記述を見たことがあるのですが、現在でも特定の整体法を学んだ方々の中には常識とされているようです。その後、医師で、30年間外科医として勤務した後、漢方と鍼灸での治療を実践した小川新という方が、論文や学会発表もしていたことがわかりました。しかし、普及はしなかったようです


以下抜粋

胎毒下しのすすめ(胎毒性お血とその経時的観察) 
by小川新 [OGAWA Arata] (1995)

新生児の便を胎便と言う。
誕生後すぐ服用する所謂胎毒下しによって無病ないし少病の人生を歩むことが理想的であるが、この胎毒を無視することによって起こる新生児アトピー性皮膚炎を経時的に解析してみた。
私は、1980年日本お血学会の第1回大会に於て、催お血因子10項目のうちの第1項目に挙げておいたのは、胎毒性お血であった
18年前から、甘草*g黄連*g大黄*g紅花*g連翹*gをエキスを紙ティーパックにして新生児に与えることを行ってきた。私のこの胎毒下しを服用した乳幼児には、アトピー性皮膚炎はなく、風邪をひくこともなく、丈夫に成長し家族に喜ばれている。

(後略)


上の処方にあるのは、現在も解毒剤として使われている漢方薬に紅花を加えたもので、「マクリ」とも呼ばれています


小川先生の論文には詳細がありませんが、これを薄めて綿花に浸し、赤ちゃんに与えます。


そして、胎便が出来るまで赤ちゃんには、ミルクは与えません。
そ、それは、虐待では…?と思われるかもしれませんが、小川先生の資料では7~80年前には、胎毒排出という概念も一般的で当然のように行われていた、との記述もあります。


免疫力を高めるといわれる初乳がでるのは、だいたい赤ちゃんの生後2~3日後。赤ちゃんは、出産時には三日分程度の栄養は持っているので、問題はないのです


このスケジュールを見ても、自然の摂理としては、まず胎便排出、それから摂取というシステムになっているような気がします


しかし実情では、病院で出産すると初乳がでるまでは看護師さんがしっかりミルクをあげてくれます。残念


マクリを与えるのも、断食も病院出産では現実問題かなり難しいのですが、まだ希望はあります


次回は
諦めないで!病院出産でもできるアトピー対策 です



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