昨日の記事


アトピーを発症させないために出産時にできること






赤ちゃんが生まれて始めて排出する便である胎便を、しっかり出し切ることがアレルギーやアトピー性皮膚炎、ひいては後々の病気の発症にも影響をしてくるのではないかというのが、外科医から漢方医になられた小川新(おがわあらた)先生の持論です




胎便とは、


お腹の中で胎児は羊水に浮かびながら羊水を飲み込み、腸で浄化したものを尿として排出しますが、汚れはそのまま出さずに溜めておきます






誕生後、始めてこれを排出し、それが胎児の便で、胎便。


腸壁の表面の細胞は1日から3日で入れ替わるといわれるほどの代謝の激しいもので、大人の便の中にも食物のカスだけでなく、腸壁から剥がれ落ちた細胞が含まれています。


それを踏まえてか、小川先生は、この始めの便をしっかり出し切ることを胎毒(たいどく)下しと現しています






生後初のデトックスですね






胎毒下しには、昨日書いたような漢方薬を使用するのですが、一般的な考え方ではありませんし、病院出産では理解を得ることは難しいでしょう






それでも、できるだけのことをしたいというのが母心


特に、お母様自身がアレルギーをお持ちであれば、なおさらその思いは強いと思います






そこで




1 まず母子同室にしてできるだけ初乳の出を待ってから、口からの摂取を始める




  免疫力を高める成分を含んでいる初乳は、出産後スグに出る方もいらっしゃいますが、2~3日後にでる場合 もあります。その間に、胎便が出ますので、まずはデトックス、それから経口摂取という古来からの方法を実践します。赤ちゃんの体重は、出生時より当然減りますが、それは生理的なものですので、心配は要りません。


授乳前、授乳後の体重を毎日計る病院での生活では、不安が募るかもしれませんが、おっぱいが出ないと悩むのは、せいぜい早くても産後4日目以降でも大丈夫です






2 次に、赤ちゃんのデトックスを促進する




  漢方薬を使用しなくても、お母様の愛情でデトックスを促すことは出来ます


  


  抱っこしているとき、肝臓(右の肋骨)や腎臓(背中側の腰の辺り)に手を当てて、「悪いものが溜まっていたらすっかり出てしまってね」と心の中でもよいので語りかける。何が何でも自分の力で出してやる!という意気込みではなく、生まれてきた子供への感謝を込めて、天にまかせるような気持ちの方が良いと思います


そして、背中全体をやさしく撫で下ろす。これは、幼児期に入っても子供の心身の健康に有効な方法です






3 そして、もうとっくに産んでしまったのにぃ~、とおっしゃる方




  大丈夫です


  これは、一つの方法であって、全部ではありません


  いつでも、いつからでも遅すぎることはありません


  2 の方法は、どんな時期のどんなお子様にも有効ですし、お母様とのつながりを深め、お母様自身の心身の安定のためにも試していただきたい方法です




  


  生まれた後のアレルギー対策には、迷うくらいのたくさんの情報が用意されています




  身体に入れるもの、身体から出すべきもの


  お子様を観察しながら、よりよい方法を見つけていってください






肝臓と腎臓を温める








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デトックス器官を温めるこんにゃく湿布


 











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