友人の子供がアトピー性皮膚炎と診断を受け、血液検査でネコ上皮に陽性反応が出ていたそうです


医師「お宅は動物を飼っているの?」
友人「ずっと猫を飼っております」
医師「あのね、アレルギーなんだからペットは捨てなさい」



はぁ?
捨てる?
また聞きした私でさえも耳を疑いました


幼い頃から猫をとぎれなく飼ってきた友人は「猫の方が先住民なんだから子供の方を鍛える」と笑っておりました


アレルギーの場合には、とかく問題になるペット。命の貴さは今更言うまでもなく、ネコ上皮に陽性があったからと言って当然猫に罪はないわけです。罪を問われるべきは弱くなった人間、又は、アレルギーが蔓延する環境を作った人間なはず



動物に近づくことよって発作が頻繁におこるような状態でしたら、また別の対策が必要でしょうが、最終的には「子供の方を鍛える」という判断は親として持つべき感覚であると思います


皮膚のバリア機能、腸内の環境、免疫の向上。どれもアレルギーならずとも生きていく上で必要不可欠な要素です



原因を断つ、という考え方は一見正しいようなのですが、ペットを捨てるという発想は、原因の除去にはなっていないように思えます。ペットを捨てるに匹敵する花粉症対策は「杉の木の撲滅」でしょうか


アレルギーの有無に関わらず、動物と暮らすなら

口移しはしない
一緒に寝ない
世話をしたら手を洗う
毛の掃除やトイレの管理はしっかり行う


などのルールを徹底するのが前提となります


動物の口に住む細菌から感染する病気を防ぐこと、毛やフンに、ハウスダストが混じったものがアレルギーを悪化させるのを防ぐこと、それが除去だと思います


食品添加物を極力避ける、水道水のカルキを避ける、杉花粉を避ける


その一方で身体の抵抗力をつける努力をしていくことが対策であって、杉の木の撲滅的発想は、現実的でも適切でもないと思います



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