春は肝の季節


肝をいたわり、冬から春へと変わった身体を夏の暑さや湿気に上手くつなげていきたい時期です






前回の記事で、アルコールの影響についてご質問頂きました


コメントでお答えするには長く、内容的にも皆様にシェアしたいと思いましたので、記事にさせていただきます






花粉症やアレルギーがあったり、ストレスが募っている場合にアルコールを摂取すると


血管が拡張するために、炎症症状を増長させるということになります






抗ヒスタミンを服用していらっしゃる方は、薬理作用が増強するために、併用は避けるようにとの注意があるかと思います






東洋医学でみると、アルコールの問題点は




血熱を増す


湿熱を増す




という2点になります






前回の記事の病証では




肝気上逆(血熱)


肝気犯胃(湿熱)




に影響が出るといえます








血熱がある場合の症状は




肌の乾燥・赤み


ほてり


身体に熱がこもった感じ


口や目が乾く


便秘


不眠


夢が多い




舌の状態は、先が赤いか、黄色っぽい苔








湿熱がある場合の症状は




口が粘る


食欲不振


倦怠


四肢のだるさ


軟便


痰がからむ


下痢


下半身がむくむ




舌の状態は、黄色い苔、全体がぼってりとしている、又は全体に赤い








甘いもの、香辛料(辛みの強いもの)、コーヒーなどと並んで、アルコールは熱や湿を生みやすい代表格です


昼間のうちに、花粉症の症状が強いように感じられたときには、飲酒は控えられた方が楽に過ごせると思います。






適量や頻度に関しては、一日お酒なら1合とか3合とも言いますが、これは分解酵素の有無など個人差が大きく、飲酒頻度による血圧の上昇との因果関係も、決定的なデータはわかっていないようです






メリットと言えば、飲酒をしない人に比べて、適量の飲酒をしている方の方が、


心筋梗塞


脳血管障害


血液系のがん


前立腺がん




のリスクが低いそうです






適量とは一日20g位のアルコール


ビール中ビン1本くらいだそうですので、飲酒量としてはかなり低い印象かもしれませんね






お酒の種類については


飲みたいと思うもの、が一番身体にとってはよいのではないでしょうか?










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