鍼(はり)を受けて出血することがあります





美容鍼では、顔に鍼をするので、顔からの出血と内出血は、「美容鍼におけるリスク」として施術前にあらかじめ説明されます







通常、鍼灸に使用する鍼は直径0.1~0.2ミリ程度と非常に細く、注射針ではしばしば出血しますが、鍼ではほとんど出血しません







このことから、鍼によって出血することを、内出血と同等に「鍼灸治療上のリスク」又は「過誤」と見なすことには少々疑問があります。(あくまで個人的な意見です)







鍼が血管を傷つけたために起こるとされている内出血がおこった場合でもアザは通常一週間以内、最長でも二週間以内には消えます。一方、出血の場合アザになることはほとんどありません







鍼で出血するのは、多くの場合、患者さんの状態として「お血(おけつ)」があります。お血
とは血液がうっ滞した状態です。原因としては気虚、血虚、血熱、などがあり、血液を巡らせる力が落ちる、血管が狭まる、血液の陰分が熱で少なくなる、などから血流が滞ったものです。症状は、刺すような痛み、張り感、顔色の悪さなどとして現れます







鍼による出血のほとんどは、施術によって滞った部分の血流が良くなることにより、うっ滞していた血液が流れ出すことによっておこります







肩や首のコリがお血によって起こっている場合、グリグリと固まった硬結部分をほぐすことによって血流を改善し、溜まっていた老廃物が流れればコリ感がとれます。そういうケースでは、鍼を抜くと多少の出血が見られることがあり、患者さんは「ウソみたいにスッキリした」とおっしゃいます





ただし、出血や内出血により不快な思いをされたり、内出血により打撲(病院の採血でも時々ありますよね)が残って鍼灸師の腕に不信を抱かれた場合は、必ず説明を求める、鍼灸師を替える、などの対処をなさるのが、患者さんの当然の権利です







前述の肩コリによる出血と同じことは、顔への美容鍼でも起こります。それにより、お疲れによる顔色の暗さが施術後一度に解消される、というケースが少なからずある、ということをご参考までに申し上げておきたいと思います







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