ハワイで流行っている健康食品といえばアサイー。冷凍のアサイーをバナナやイチゴなどのフルーツとシリアルと合わせたアサイーボウルは、ヘルシーな朝食として、少しこだわりのあるカフェではどこでもメニューにありました。スーパーやコンビニでもアサイー入りの飲料が何種類もありますし、シリアルやお茶にアサイーの入ったものもよく見かけました



そして、今回やたらに目についた、もう一つの健康食品が『ザクロ』
ザクロは日本や韓国では、女性ホルモンのエストロゲンに類似の成分が含まれているとして、美容のための健康食品という扱いでジュースなどが売られていますが、ハワイ(アメリカ)のヘルシー思考の方々の間で注目されている成分は、なんとアサイーと同じく『抗酸化作用』でした。先進国の生活は活性酵素溜まりますものね。活性酵素除去は一大ビジネス。アメリカでは、健康を保つスーパーフードというカテゴリーもありますね



こんなものも
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ザクロは漢方としては駆虫、下痢、脱肛、不正性器出血、また口内炎や扁桃炎などに効能があるとされ、主に果実の皮や樹皮、種を使用します。日本では一時期、流通しているザクロ製品(確か任意の10製品)にはエストロゲンの作用は検出されなかった、として有効性が否定された形となりましたが、恐らく製品として加工した部位にも問題があったのではないかと思います。今でも不妊や強精などの性ホルモンとしての作用が期待されています



漢方の効能には『抗酸化』という項目はないですしね。概念が違いますから



さて、日本では馴染みのない、ザクロの抗酸化作用ですが、実はずいぶん前に研究結果が発表されていました



ザクロに強い抗酸化作用を確認


日本のフルーツジュースの中で、機能性研究の素材として取り上げられる果汁や、よく飲まれている果汁のうち、9種のフルーツ(ザクロ、プルーン、ブルーベリー、グレープ、アップル、ピーチ、オレンジ、グレープフルーツ、パインアップル)の水溶性画分について、2種類の活性酸素(スーパーオキシド、ペルオキシナイトライト)と1種類の合成ラジカル(DPPH)を用い、抗酸化作用の比較を行ないました。

 その結果、ザクロが最も強い活性を示し、次いで、プルーン、ブルーベリー等に活性が認められました。

 この結果から、ザクロ、プルーン、ブルーベリーなどの抗酸化作用が強いフルーツを継続して摂取することにより、活性酸素が原因となる生活習慣病に対する予防効果が期待できます。



[カゴメ株式会社 総合研究所より]



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お茶にもシリアルにも、ザクロはかなりの頻度で配合されていました。
アサイーを越えていたかも…。目撃回数としてはザクロ、アサイー、ゴジベリー(クコの実)の順という印象でした



細胞が傷つくのを防ぐという抗酸化食品。具体的にはガンになりにくい、とか老化しにくい、という効果が期待できるということになります。きっと日本でも今後注目が高まるでしょうね


ただし、グレープフルーツと同じく、ザクロはある種の薬物代謝を阻害することがわかっているようです。高コレステロール治療薬、坑うつ薬、坑不整脈薬などを服用している方は注意が必要です。薬を服用している方は必ず医師や薬剤師にご確認下さい






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