前にも書いたように自律神経は不意打ちが苦手 です。
ホメオスタシスを保つために、自律神経が調節しているんじゃないのか??とのご意見はごもっともですが
外気温が一日に20度近くも変化するような環境(先週の関東地方)の中で、ストレスにさらされ、睡眠時間もマチマチ・・・など、多くの仕事が一度に押し寄せてくるという場合、仕事が多すぎて自律神経もねを上げてしまう場合があります
これが、自律神経失調症といわれる状態です
そんな中で、睡眠や食事、排せつなど、毎日のリズムが一定であれば、身体は基本的な機能を保ち易く、不意の事態にも持ち直し(修復)がしやすいということになります
これが、規則正しい生活が推奨される理由です
加えて、人間の体内には一定の時計とリズムがあることがわかっており、それを外して生活することは、自律神経に毎日毎日余分な仕事を与えていることになります
例えば、子供の成長や、肌の若返りに必要な成長ホルモンは夜中の2時か3時ごろに分泌のピークを迎えます。そのため、寝る子は育つ、とか、美しい肌のためには睡眠が大切と言われますよね
同じように、内臓の働きにも、様々なリズムがあることがわかっています
21:00-23:00 リンパなど免疫系統が働き新陳代謝が活発に行われて毒素が排出される時間
この時間は、質の良い睡眠に備えて、ゆったりと過ごすのが望ましい
23:00-01:00 熟睡中に肝臓の老廃物を取り除く活動が盛んに行われる
01:00-03:00 胆のうが溜まった疲れなどを押し出している時間帯
この、午後11時から午前3時に熟睡していないと、眠っても疲れが取れない
00:00-04:00 脊椎で造血が行われている時間
だから 血虚 の方に睡眠不足はご法度なのです
07:00-09:00 大腸が老廃物を排出する時間。この時間に排便の習慣をつけるのが望ましい
赤ちゃんなら「食べた後」でも良いのですが、大人はここでの排便の習慣が長期的には自然のリ
ズムに沿った無理のない身体の使い方、と言えます
午後の9時からゆったり過ごすというのはなかなか難しいですが、本来はお風呂にでも入って、ロードショーでも軽く見て、そのまま就寝、というのが理想的な過ごし方なのかもしれませんね
内臓や自律神経に余計な負担をかけないためにも、本来のリズムにのっとった体内時計生活
心掛けてみると良いと思います