ヨガ、鍼、セックス、瞑想
勘の良い方はお分かりのように、実は共通項があるのです



「(ヨガは)セックスの代わりになるの」

江國香織 『金米糖の降るところ』 のミカエラの台詞ですが、おそらくどちらも快楽系、報酬系といわれる神経伝達物質であるドーパミンやβエンドルフィンが放出されるからでしょう



そして、もう一つどちらも『気』を動かす行為です。

同じく快楽系、報酬系神経を刺激し、『気』を動かすことを目的にしているものには、鍼(はり)や瞑想があります。鎮痛効果の証明されている鍼で賦活化するβエンドルフィンはモルヒネの6.5倍ですから相当『気持ち良い』わけです


報酬系の神経として有名なA10(エイテン)神経は「知性」を生み出す大脳新皮質の前頭葉と側頭葉、「感情」を生み出す大脳辺縁系と大脳基底核、さらに「意欲」を生み出し「性欲、食欲、体温調節」を司る脳幹の視床下部につながっています。

そして、このA10神経を含むA系神経を活性化することによって願望を現実化する能力が高まり、また、ここを油断させないことでより良い成果を生み出すという研究も行われています

例えば、嫌いだと認識したものに対しては処理能力自体が低下する。
ゴールを目の前にした時、「もうじき終わりだ」と認識すると急激に能力が低下するが、「あとひと踏ん張り」と認識すると持続する。など



つまり、脳への認識のさせ方を変えれば身体能力も高まり、同時に精神活動にもプラスの影響を与えることができるということですね
これを昔から『気の持ちよう』と言ったのでしょう


タイトルにあげた4つの行為は、脳のもっとも本能的で感情と精神を左右する部分に作用し、おそらくそれは『気』の流れや精神活動の機序の一部なのかもしれません



かつて元オウム真理教の上佑氏は『瞑想はセックスより気持ち良い』と言ったそうで、もちろんどちらもドーパミンやβエンドルフィンの放出が目的ではないのですが、結果として同じ効果が得られるのが面白いですね。たしかに深い瞑想には、無限の無に漂うような、現実世界に戻るのが残念に感じられるような気持ち良さがあります。達磨大師は瞑想して足が腐り固まるのにも気づかなかったほどだと言いますものね。
イルカと泳いでいると似たような感覚を得るのも、脳への働きと気の流れに作用するらしいことが推測できて興味深いですね




さて、『気』を動かし、ドーパミンやβエンドルフィンを放出させる4つの行為を選んで並べてみましたが、気の流れだけで言うとセックスだけは唯一例外的に気は流れ出る方向に傾くようです。もちろん、流れ出る一方ではなく、取り込む分もあると思いますが、性交のしすぎを東洋医学では『房事過多』といって気を著しく消耗すると言っています



心身を健やかに保つ報酬・快楽系神経は、『報酬を得る』と共に『報酬を想像する』だけでも活性化するというのが恋愛中に相手を想うだけで胸がドキドキしたり、優しい気持ちになったりできるメカニズムなのだそうです。
と、いうわけで心身を健やかに生き生きと過ごして頂く神経の活性化のためにオススメするとなるとヨガ、鍼、瞑想と恋愛ということになるでしょうか?




HPです↓



横浜 鍼灸・美容鍼・疏泄マッサージ


ホリスティックケア・プアマナ(puamana)






ホリスティックケアで身体とお話し-logo










にほんブログ村 ホリスティック医療







にほんブログ村 健康ブログ ホリスティック医療へ