緊張すること と


緊張感を持つこと 






どちらも緊張しているという状態のようですが、この二つには歴然とした違いがあります






前者は自己コントロールが不能になっている状態


後者は自らコントロールして張りを保っている状態




まず、前者のコントロールを失っている状態の方からお話したいと思います


緊張する、アガル、というのは


「本来の自分と、思い描いている自分」との間に差があるときに起きるようです






自分を必要以上に大きく見せようとしている場合


自分の能力を実際よりも低く見積もっている場合






自分を必要以上に大きく見せる、良く見せるというのは、コントロールの仕方によっては成長のチャンスとして今後に生かすことができることもあります


しかし、自分の能力を実際より低く見積もっている場合は、過去の失敗などを延々とイメージしてしまうためになかなか現状から抜け出すことができずに、同じ失敗を繰り返してしまうことになりかねません






緊張する、というのは交感神経が過敏に働いている状態で、本来は生命の危機を感じた時に起こるような反応が身体に起こっています


森の中でトラに出会った時のような状態ですね


アナタの身体は「闘争か逃走か」を迫られています






実際に出会っているのは、結婚式の列席者や会議の出席者なわけですが、ここでアナタは「本来の自分」と、「思い描いている自分」との齟齬と闘うか、その場から逃げだすかという選択を迫られているわけです






交感神経が過敏に働いているのだから、副交感神経を優位にしてやればよい


というのが、深呼吸による対処法です


脳からの命令を受けて早くなった心拍や、副腎からのストレスホルモンの分泌を自分でコントロールすることはできないので、呼吸を努めてゆったりと繰り返すことによって交感神経の緊張を緩めようというわけです






これは実際に効果がありますし、是非実践していただきたい方法です


その場では。






しかし、これでは根本的な解決にはなりません


根本的な解決は、実力相応の自分をしっかりと認識することです






過去の失敗が元になっている場合は、これを克服しなければなしません


実力以上に見られたいと思っているなら、目指すレベルの実力を身につければよいのです


シンプルです






では、実際にはどうすればよいのでしょう?




過去の失敗を克服するには、まずそれが過去のことであると認識し、そのうえで勝手に身体が動くようになるまで練習をすることです


過去の失敗は過去に起きたことで、今度もそれが繰り返されるわけではないということを自分に認識させなくてはりません




失敗やトラブルというのは実は天からのギフトのようなもので、それを一つ一つ克服していくことで人間は成長していくことができます


逆に、それを見ないように避けるようにしていると、同じ問題が形を変えて何度もやってきます






まずは、失敗した時のことを思い出します。


失敗して恥ずかしかったことばかりを思い出すのではなく、なぜ失敗したのか、どうすればよりよく振る舞うことができたのかを考えて対策を練るのです


わかりにくければ、目的の行動をうまくやってのけている人を観察して、どこが優れているのか列挙してみるのも良いと思います






そのうえで、次回の本番に向けて、頭で考えなくても身体が動いてしまうくらいまで繰り返して練習します


消防士さんが、普段から火事を想定した訓練を繰り返して行うのと同じです


アナタが遭遇する大抵の試練の場より、消防士さんが遭遇する火事の現場の方がずっと緊迫しているはずです。それを思えば、アナタは幸運です






過去の失敗がどうしても克服できない時は、失敗した時のことを思い出しながら




こめかみ


眉間


盆の窪




などのリラックスと記憶に役立つツボを軽く叩きながら、「あれは過去のこと」「同じことはもう起こらない」あるいは「今度はうまくできる」と唱えても良いと思います


しかし、大抵の場合、対策を練って練習を重ねた時点で次回に向けての準備はできているのではないかと思います






大分長くなりましたので、自らコントロールして緊張感を持っている状態については、また次回












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