鍼灸の施術の後、温泉に入った時のようにダルいようなボーっとしたような感じになることがあります。

また、視界がやけにクリアな感じがしたり、スッキリシャッキリと身体が軽くなったように感じられる場合もあります。


どの様な反応が出るかは身体の状態にもよるので一概にどちらが良い施術であった、とか、効果が薄かったというわけではありません。


ダルさを感じるのは、施術によって温泉と同様に血行がよくなるためですが、これは身体の自然治癒力が働き始めた印でもあります。


先日、非常に忙しくしていらっしゃる患者さんから、2回目の施術の時に「前回の施術の後、一週間ダルかった」という報告を頂きました。
この方は、2つ仕事を持っていらして時間的にも一般の方の二倍働いていらっしゃいます。
ダルいのは好転反応だと鍼灸経験者のご友人にも言われ、実際その一週間を過ぎたら「ものすごくスッキリした」のだそうです。


この患者さんは毎日自分に「今日も101%以上の力で頑張ったか」と問いかけ続けてきたそうです。それを継続していけばいつの間にか200%の力が自然に出せるようになるから、と。
私のようなナマケモノにはとても真似のできないバイタリティーです。

その方が私の施術を受けたせいで一週間ダルかったとおっしゃったので、正直とっさに申し訳なかった思いました。


ところが、その方曰く「好転反応だということはわかっていたけれど、要するに身体が強制的に休むように言っているのだと気づいた。好転反応なのだろうけれど私には強制終了に思えた。」



ダルくて何もできずに寝てしまう。確かに強制終了ですね。

大人になると少々ダルくても、今は休めない。明日までに資料をまとめなくては…などという理由で身体の声を無視して、つい無理をしてしまいます。


休んでいる暇なんてない!という事情は良くわかりますが、多少のことは気力で乗り切れてしまうタイプの方は、この繰り返しで気づいた時には癌になっていた、ということにもなりかねません。
癌になってみて始めて、休むべきだったのだ、または過剰な頑張りを重ねすぎたのだ、と気づく場合もあります。


やはり精神力が強くて頑張れてしまう方、すももさんがいみじくも同じテーマで記事を書かれています。
ダウンする力

強制終了が
ダルくて寝てるだけ
であれば、大した問題にもなりませんが、いざとなれば身体だって自分を守るために思い切った手段に出ることもあります。

強制終了がハッキリとした、病気や不可逆的な変化をしてしまう前に、身体が訴えていることを聴ける様に。
身体が精神力に抑え込まれずに素直に表現のできる状態であるように。

どうか、アナタが一生を共にする唯一のものであるご自身の身体との、良好な関係を保っていて下さい




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