大豆に含まれるイソフラボンが更年期障害の軽減などに効果があるということは広く知られていますが、同じように摂取してもその効果にばらつきがあるのです。有効成分は大豆に含まれるダイゼインという成分が腸内細菌によって分解されたエクオールという物質ですが、この腸内細菌を持っているのは、日本人では50歳で50%、20代では20-30%とも言われています。


日本人の食生活には大豆製品が伝統的にも多かったことから、「日本人にはガンや骨粗鬆症が少ない」と言われてきました。


これは大豆の

エストロゲン様作用
乳がん、卵巣ガン、子宮ガンの発生を抑え、更年期障害の症状を軽減したり、骨粗鬆症を予防したりする

抗アンドロゲン作用
前立腺ガン予防


に注目したものですが、近年では納豆、豆腐、味噌、醤油などの大豆製品の摂取が減っていることに加え、腸内細菌も減っていることに比例してガンの発生率も増えているということができます。


米国国立がん研究所によると、活性酸素を抑えるフィトケミカルを多く含むとされている食品の筆頭は


ニンニク、キャベツ、甘草、大豆、しょうが、ニンジン、セロリ


フィトケミカルの効果である抗酸化作用は

ガンの予防
アレルギーの予防
美白、シミの改善
など


大豆製品摂取量の減少も、腸内細菌の減少も、日本人の健康維持と美容の維持にとっても痛恨のミスだったといえます。


現在、エクオールを作る腸内細菌の一つがラクトコッカス20-92という乳酸菌であることがわかり、この単離に成功した大塚製薬が食品化を進めているそうです。また、人の腸内の他、イタリアの伝統的なチーズにも含まれていることがわかったそうです。
ご参考までにDOPチーズと呼ばれるチーズの内でラクトコッカス20-92が含まれているのは
トーマ・ピエモンテーゼ,ラスケーラ,ブラ・ドゥーロ,ブラ・テネーロ,ムラッツアーノ,カステルマーニョ,ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノ
いずれもあまり一般的ではありませんね。

また現時点で、どんな食生活によってエクオールを産出する腸内細菌が得られるかは不明のようです。



免疫力を低下させないためにも腸内細菌の数を減らさないと共に、本物の調味料を使った家庭での和食の習慣も是非見直したいものです

除菌剤は相手を選ばない


アレルギーやガンの決して無視できない原因


家族を守るための免疫の話






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