全ての人は独自の思い込みと行動様式を持っている
それがコントロールドラマと呼ばれるものです。>産まれてきた意味
コントロールドラマには、受身なものから攻撃的なものまで脅迫者、尋問者、傍観者、犠牲者(被害者)の4つのタイプに分けられます。
例えば脅迫者は犠牲者や脅迫者を作り、尋問者は傍観者を作る、というようにこれらは人間関係の中で相互に関連しています。
こうして相手をコントロールし、コントロールされた相手はエネルギーを奪われ、その思考パターンや行動様式のドラマにはまってしまうのです。
前回は犠牲者について書きましたが、今回は残りの
脅迫者、尋問者、傍観者についてです。
脅迫者
力や恐怖で相手のエネルギーを奪ってしまうのが脅迫者です。
何かのキッカケで暴れ出すとわかっている相手と一緒にいる時、私たちはその人の一挙手一投足に気持ちもエネルギーも奪われ、その時点で逆らおうという気力も無くしています。
脅迫者は、自身も不安と恐怖と暴力の世界で生きてきたことによって作られ、多くが自分もまた成長して力を持って脅迫者となるまで、エネルギーを奪われ続けるのに耐えるしかなかったために培われた行動様式なのです。
尋問者
尋問者と一緒にいると、自分が見張られているように感じ、自分の振る舞いや外見が急に気になり始め、自分が出来損ないのように感じられます。
それは尋問者が、相手の欠点を見つけ、批判することによって相手に譲歩し妥協させ、自分の価値観の中で生きさせることでエネルギーを得ているからなのです。
尋問者にとって、批判の対象は何でも構いません。相手の服装でも外見でも態度でも、相手が自分自身を無力だと感じ、尋問者が考える「私以外の人間は間違いを犯しているので、自分が世界の秩序を保たなければならない」という思い込みが満たせればそれでよいのです。
尋問者は、幼い頃に両親が不在であった、または彼らの要求に感心を寄せてくれない相手との関係によって作られます。不安に満ちてエネルギーを与えられない状況で、尋問者が唯一出来るのは、誤りを指摘し、家族を批判することで注目とエネルギーを得ることなのです。
子供が尋問者として振舞わなければならない場合は、うるさくつきまとう、関心を引くことが出来るような目立つ行動を取る、というケースも多くみられます。
傍観者
傍観者の態度は、あいまいでよそよそしく、相手は普通の会話を成立させるのに非常に苦労をしたり、エネルギーを注ぎこまねばなりません。
傍観者は子供時代に自由に意見を述べたりすることができずに育ったために、相手との距離を常に一定以上に保ったり、条件付きで関係を進めたりします。
それは、意見を言ったり、自由な考えを述べたりするのが怖い、危険であったためなのです。
傍観者にとって個人的な情報を与えることは、後から不利に使われたり、批判の対象となって生存を危ぶまれたりすることなのです。
そんな…
社会主義国家や共産主義国家でもあるないし…
と思われるかもしれませんが、以外にも非常に多いケースです。
簡単な分類ですが、誰もが一時期にしろ、いずれかのコントロールドラマに巻き込まれていた経験があるはずです。
相手によって、自分が例えば犠牲者から傍観者に変化するということもあるでしょう。
しかし、親や友人との関係によって作られた思いグセを知り、そのパターンを認識することは、自分を愛し、肯定し、新たな人生や人間関係を作り上げて行く上で必ず役立ちます。
独自の思い込みと行動様式から抜け出すためには、そのパターンを認識し、
あなたは、この行動様式を、全世界の全人間関係における共通のパターンとして採用する必要はないことを早く知ることです。
つまり、かつて親や友人との関係において犠牲者だったからと言って、いつも犠牲者のように振舞う必要はなく、また、犠牲者のように振る舞い続ければ、自分が相手を脅迫者(力や恐怖で相手を支配する人)にしてしまう、という認識を持つことです。
次回、自分を愛するためのガイド3は、脅迫者、尋問者、傍観者、犠牲者(被害者)の相互の関係をお伝えします。
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