よしもとばななのエッセイにあった一文
「好きなことと幸せとリラックスは違う」



確かに同じことのように思えるけれど、私もこれらは違うと思うので、今日は「幸せ」について



友人の叔母さまが認知症になってしまいました。ずっと離れて暮らしていて、久しぶりに会ったら認知症の進行を遅らせる薬を飲み始めていたそうです



何度も同じことを繰り返す
友人がちょっと買い物に出るだけでも長いお別れのような挨拶をする


そんな叔母様に旦那様(叔父様)や子どもたちは「小さな子供に対するように接する」のだそうです。怒りっぽかった叔父様もすっかり優しくなってあれこれ叔母様の世話を焼くのだそうです



叔母様にとっては怒りっぽかった叔父様が優しくしてくれる
叔父様にとっては、口やかましかった叔母様の小言に一々腹を立てずに済む


友人が感じたのは
「今の状態は双方にとってメリットがある」


子供に戻ってしまった妻と、優しい気持ちで世話する夫


一見すると、微笑ましいご夫婦関係です。
当事者たちもこれを「幸せ」と感じているのかもしれません



叔母様には、目の前の優しい人があんなに怒りっぽかった叔父様だとはもうわからない


叔母様は、認知症になるほどの葛藤が自らの中にある事実に向き合ってこなかった
叔父様は、認知症という形式を借りて「小言を言わない妻」を望み通りに手に入れた


認知症になったことを神の采配と言ってしまえばそれまで。


人それぞれの考え方だけれど、私にはこれが「幸せ」だとは、どうしても思えないのです


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