がんの手術後のケアや、腰痛と言った症状が主訴で来られていても施術前の問診で「子宮筋腫があるので月経前の症状が強い」「子宮筋腫があるので、貧血で鉄剤を飲んでいる」など、子宮筋腫をお持ちの女性は非常に多いようです
そうした女性たちは、まず「お(瘀)血」があるので、今ご本人がどんな症状を一番に辛いと感じていても、鍼灸ではもれなくお血の治療も行います。
何度かお話ししている通り、「お血は一日にしてならず」
初めに兆候として気や血の滞りなどがあったはずです。
ご参考までに
>お血の症状
さて、子宮筋腫をお持ちの40代から50代の方が、貧血や月経過多、不正出血などで婦人科にかかると「症状が強くなれば手術も考えますが、閉経も近いのでそれまでは薬で、、、、」という説明を受けている、と口を揃えておっしゃいます
ご本人が納得していらっしゃるのであれば、それで結構です。
でもねぇ
閉経も間もないって、非常に不確定な話な訳です。
5年かも10年かも15年かもしれないですよね
しかも1番少ないはずの5年だって何か症状を抱えながら過ごすのには充分過ぎるほど長い期間です。
よく「鍼灸で子宮筋腫は治りますか?」と聞かれますが、子宮筋腫を消す、という治療をする鍼灸というのはないと思います。
しかし、鍼灸で証(患者さんの身体の状態)に基づいて改善すべき点への施術をすると、子宮筋腫のよる症状が治まってきて、結果的に子宮筋腫も小さくなる事が多くあります。
施術をする時の証の一つがお血です。それだけではありませんが、お血が無ければ子宮筋腫もあるはずがない、というくらいの典型的な状態だからです。
因みに冒頭の方たちの場合は、がんも腰痛もお血があるために悪化しています。
ですから、近々には手術の予定もない、が、子宮筋腫によるものであろうという症状を抱えていらっしゃるなら、(いつになるかわからない)閉経までの間に少しでもお血を改善をなさる事をおすすめ致します
セルフケアでは、とにかく血液をさらさらにすること
それならイロイロと思いつく方策があるのではないでしょうか?
食材なら
根菜、海藻、青魚
血液さらさらといえば、玉ねぎ、納豆なども必ず登場しますね
りんごや栗
オメガ3もそうです
生活習慣では
身体を冷やさない！特にお腹
こんにゃく湿布も効果的です。
鍼灸は、保険治療の病院に比べると明らかにコストパフォーマンスが悪いですし、子宮筋腫(だけではなく、どんな病気でも病名による施術はしないので)自体を治すわけでもないのですが、お血が改善するだけでも
胃痛
月経困難
大人ニキビ、肌あれ、目の下のクマ
痔
などの改善及び
狭心症、脂質異常症、高血圧、脳血管障害、糖尿病の予防
になりますので、「化粧品を揃えて、病院の色んな診療科を回るよりずっと効率がいいわよ」とのお言葉を頂いております(笑)
子宮筋腫に関しては合わせて、手術後半年、一年と経ってから不調が出ることがあり、その場合のケアにも鍼灸は効果が高いと言えると思います
HPです↓
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