「人は自分が考えた通りに世界を作る」
でしたっけ？
毎回文言が変わっているような気がしますが、気になさらないでください
意味は変わりません
前々回の「神様は見ている」で、子供が隠れて不正直なことをしないように「神様が見ているよ」と大人が言う時、ずるい大人が想定しているのは
「神様 イコール 脳」ですね
悪いことをしようとした時に、ダメだっと、自制心で止めさせたい、という
「いや、私は子供の良心に訴えている」とおっしゃるむきもおありでしょうが、最近の統一見解というのは心のありかは心臓ではなく、脳である、ということになっておりますので、同じということでよろしいですね
つまり、神様 イコール 脳 なのです。
すると、前々回の宮沢賢治のように人に尽くし、職場でのいじめっ子から逃げずに自分と向き合い続けた女性がとうとういじめっ子のいない職場に就職することができた、というのを「神様が見ていた」と表現いたしましたが、ここに謹んで「脳が考えたように世界が実現した」と言い返させて頂きます
じゃあ、どうして最初から「意識が変われば世界が変わる」と言わないんだ、このオタンコナス！という意見もごもっともですが、意識の変え方がわからないから皆様が苦しんでおられる実情を見るにつけ、それでは説明もインパクトも不足であろうと考えたわけです
さて、「考えたことを実現する脳である潜在意識」
これを変えるためには、脳を変えるほかに、身体を変える
という方法があると申し上げました。
じつは、宮沢賢治のような女性はホリスティックケア・プアマナの患者さんです
他にもワガママな主張一つせず、淡々と責務を果たしている方、病欠の同僚に代わってノルマがどんどん増えても頑張っている方。
一見不公平に見えても、神様は見ているな、と思います。長い目で見れば。
さて、身体を変えるということは、もちろん鍼灸に皆さん期待なさる結果です
そして、プラス意識（心、考え方）も変える
すると、変化は非常に早く訪れます
医師で気功家の矢山先生がおっしゃる「（固定観念が）脳の機能を制約していることに気づかないと病気も本当に心から治せない」というのは、このことだと思います。
身体が変われば、心が変わるなんて、そんな単純なもんじゃないだろう！
と、お考えかもしれません
そんな、あなた、風邪をひくと考え方がちょっとネガティブになりませんか？
いじめられっこが、カンフーを学んで身体の充実とともに自信をつけていく映画ご存じありませんか？
大きなゴキブリだと怖くて触ることなんてとてもできないけど、小さなゴキブリなら余裕でほうきで掃き出すことができるんじゃありませんか？
実際に、上記のように変化なさったホリスティックケア・プアマナの患者さんたちの場合、どうしたかと言うと、まず当然ながら身体を変えます
そして同時に意識も少しずつ変化していって頂くようにお話をします
と、言っても私が言うのは、例えば
「貴方の優しさが、貴方自身を救っているんですね」とか
「それが吉と出るか凶と出るかは、長い目で見ないとわからないかもしれませんよ」とか
「独立、というのがキーワードかもしれませんね」とかいう占い師みたいなこととか
「身体をいじめるより、怒るのを止めちゃったほうが賢いかも」とか
「面倒くさいのと、腹が立つのは違います」とか
「相談は受けてもいいけど、愚痴を聞くのは時間の無駄」（←これなんか先週は5回以上言いました。）とか
そんないい加減なことばかりです。ただ、身体が変わってくれば受け止め方が異なる。
脳は外的な刺激に対してしか、たぶん反応することができないのです。
だから、心は自分一人では鍛えられない、と思うのです
意志の強い人は、あいうえおを音読してその刺激で鍛えることも当然可能だと思います。
身体の鍛え方だって何通りもあります
武道を始めたばかりで1級の時に3級の相手と対戦した時と、
練習を積んで3級の実力を身に着けた自分が3級の相手と対戦した時の心持が同じはずはないんですね。
これは「自分より強い相手に、無条件に怯えなくても良い世界に生きるようになった」ということになります
だから、身体の変化とともに、受け入れられる意識の範囲も当然変わってきます
この意識の変化を一説には「悟り」とも呼ぶようです。そしてお釈迦様ではない凡人の我々には悟りは何度もやってくる
神とか、悟りとか大変壮大な話になってしまいましたが
いくら有益な情報や「秘密」を知ることができても、結局はそれをきっかけに自分自身と向き合うことができなければどんなに価値ある情報も役には立たないということです
とにかく、例に挙げた「学歴重要」みたいな価値観をはじめとして、それこそ身に付いている「生きていく上でさほど重要だとは思えない」価値観は山ほどありますから、それに制約を受けなくなるには、結構な時間がかかります。
目に見える形で変化を起こすまで早ければ一年。
思ったより長いでしょ？
しかし、一年は実際はあり得ないほど早い変化です。
これも心と身体と両方からアプローチするからこそ、だと思います
しつこいですが、方法は何でも良いのです。
私は、なんでスピ系って結論は正しいのに、「秘密」を知ったがためにかえって苦しむ人がこんなに多いのだろう？と疑問に思ったので今のスタイルで仕事をしているだけ。患者さんたちは、たまたまご縁があっただけ
一年は決して短くはないけれど、悟りは何度もやってくるので、ある程度楽に生きられる自分になる、という意味では驚くほど短い
だってね、考えても見てください
一生かかったって悟れないんだなあ、と思わざるを得ない方々、皆様もたくさんご存じでしょ？
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