アカデミー賞もとった映画、ライフオブ パイの原作を読みました。

いやぁ、面白かった


映画も評判が良いですが、ディテールが非常に面白いので本もオススメです。


読書感想文風にいうと「この物語が言わんとしていること」というのがあるわけですが、個々人で相当に意見が異なりそうです。


比喩にも暗喩にも富んでいて、動物と人間との関係性や、人間が動物に対して抱いているイメージなどを通して語られる逸話も非常に魅力的です。


映画をまだ観ていない方にも、ネタバレにはならないと思うので、そんな中から興味深い話を一つだけ


『サーカスの芸をするライオンの中で、特に調教師に従順になるのは群れの中で最も弱いライオンである。調教師からの覚えがめでたくなるメリットと同時に、調教師に可愛がられることで群れの他のライオンから己を守ることもできる。
結果的に弱いライオンはサーカスの花形となり、群れの中で強いライオンは、芸をし拍手喝采を浴びる弱いライオンの脇でションボリ座っていなくてはならない』

なんだか部長に取りいる冴えない課長みたいですよね。実力はイマイチなのに、結構おいしいところを持って行ったりして…



この物語が語ろうとしていること

私の感想は、
我々は非常にもろいものを信じて生きているし、物事は立場によって善悪すら逆転してしまう。
それでも普遍的なものというのが必ずあるし、幻想の中にこそ真実があるということもある。
結局人は、自分の狭い価値観によって判断した、自分が見ている世界の中でしか生きていないのだ、ということにたくさんの人が気づくことができれば、もっと世界は平和になるだろうな…
と、思いました[みんな:01]




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