太極拳で、先生がしつこく繰り返す事の内の一つが「そこで一息吐いて!」
カンフーの決めポーズはどれも力がみなぎっているように見えるんですが
実際は、例えば腕も脚も突っ張るほどに伸ばして力を入れて決めポーズをした場合、突っついたり腕を引っ張ったりすると、簡単に倒れちゃうんです。
ところがそこで一息吐くと…余分な力が抜けるので、身体の軸が安定して、突っついたり引っ張ったりしても倒れない
先生を見ていると、おそらく60代前半の女性なんですが、安定感バツグン
決めポーズでも「力を抜いて!」「そこで抜いて!」と繰り返しておっしゃる
「胸を柔らかく!」と言われても、実際の動作としてどうしたものやら…思案に暮れるばかりなのですが、こういうのはかえって、筋力のない高齢者の方が非常に上手だったりします
力(りき)むとねロクなことないんです。
身体の力を抜くことが出来ないって、それが心の動きにも身体の状態にもダイレクトに反映するので、結構深刻な悩みです。
肩も腰もいつも痛くて当たり前っていう方、いらっしゃいますよね?
でもこれ、当たり前じゃあないです。40、50代の働き盛りの身体は特に「あ、緩んだら動けなくなるので」と身体が言っていて、緩むのを許してくれないケース、多々あります。気持ち的には緩みたいと思っているんですよ。
だから、いざ、一息吐いて、という動きを意識しないとできなくなってしまっているのです。
ここ一番決めポーズの時こそ一息吐いて
武術、武道が教える「強さ」って日常生活を送る上でこそ非常に有効な智慧なのだと思います
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