二者択一で迷うことってありますよね？
仕事や収入が安定するまで、結婚は待ってくれ、と彼に言われたら、その時は勢いで誰でも信じて待つわ…と思うもの
ところが、しばらくすると
大して状況も変化していないみたいだし、先が見えないのも不安だし、別れちゃおうかな？
という思いがしばしば頭をよぎるようになります。
思い切って「結婚する気はあるの？」と尋ねると彼は「もちろん、ある」
じゃあ、目処が立つまで別れましょう、と言うと「待ってくれ、別れたりしたら生きて行かれない」と言うので、見ていてかわいそうになってしまって、別れられない。
で、しばらくすると、また、大して状況も変化していないみたいだし、先が見えないのも不安だし、別れちゃおうかな？と思うことの繰り返しで、数年経ってしまうことも良くあるわけです。
そう、この状況って良く聞く話だと思う。
先日、首と肩がバリバリだから、鍼をしてという予約の患者さんの身体スキャン(リーディング)をしたら、「受け取らずに、はね返したい」という思いが首から肩に溜まっているのがわかったので「心当たり」をたずねてみたら上記のような状況である、とおっしゃる。
ご本人は、問題が彼の仕事の状況であるだけに、自分の力でなんとか処理出来ない点も、もどかしさを倍増させている、と言うんですね。ごもっともです。
こういう二者択一にはまってしまうと、本当に出口が見えなくなります。
でもね、結果から言うと、自分の力でなんとか処理できないと思いこんでいるけれど、この煮え切らない状況こそ、彼女の結婚に対するイメージやそれに付随する愛情、お金に関する思考から、実は彼女自身が選んでいたものだったんです。
これは、例えば不倫で、彼の離婚待ちで長引いていたとしても、同じなんです。
つまり、待つか、別れるかで悩んでいるけれど、答えはそのどちらを選ぶかではない。
だから、そこから抜け出せないんです。
最終的には、「状況がどう転んでも大丈夫」という気持ちを取り戻して頂くことができました。
大切なのは
この先、良いこと(自分にとって都合の良い事)しか起こらないと確信することではなく
自分自身が大丈夫、つまり、どんな状況になっても対処できるという気持ちを取り戻すこと
それが
自分が変われば
相手も
現実も変わる、ということなのだと思います。
しかし、結婚とそれに付随する諸々に対してどういうイメージを持っているかって、それによって実際の結婚生活が作られていってしまうわけですから、非常に重要ですよね。
結婚前の方はもちろん、結婚後に「なんだか違うような気がする」とか、あるいは妊娠中、産後の休業中に、どうも焦りや意味なく罪悪感を感じる、という場合は早めに思考のチェックをしておいた方が良いと思います。