俗に、判断力が鈍くなることを「目が曇る」と申します。


霞み目
疲れ目

という、40代以降の目のピント調節がうまく行かなくなった状態にも似ています。


今年の冬の特徴として、秋が深まる前に急に寒さが襲ってきたという気候の変化があったせいか、多くの方に筋肉やリンパの滞りが著しいようです。そういった不調を訴えている方々を非常に大雑把に捉えると、

下半身タイプ(腰が痛くなっている)
上半身タイプ(首肩が辛くなっている)

の二つに大別できます。


下半身タイプはグラウンディングが不十分なので、とにかく脚を意識して下さい。
自分の足の指、足首、ふくらはぎ、膝、太ももが何処にあって、どうやって動いているか観察して下さい。
ツボは承筋、太衝、太谿、光明
簡単ですが、今日のメインは上半身タイプなので以上。


上半身タイプは、肩中愈が最も重要です。

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特に今年は寒さが影響していますので、筋肉も、老廃物を運ぶ血液も滞っています。

肩こり、首の痛みだけではなく、目の霞み、頭痛や頭の重さを感じている方にも、この肩中愈が硬くなっていないか確認して頂きたいのです。


肩中愈は胆経のツボ
胆経は頭部から足の指までを巡っていてストレスが高じて全身の滞りが起きている場合の施術にも非常に効果を発揮する経絡です。


上図のように、肩中愈は首と肩が接しているところで、肩と首を動かす僧帽筋と肩甲挙筋に作用します。図を参考にして、パートナーやご家族に硬くなっていないかどうか見てもらって下さい。


硬い場合は、指圧の要領で、親指でゆっくり力を入れて、抜く、を5回ほど繰り返してもらいます。


目の霞みを感じていなかった方も、「よく見えるようになった!」という実感があるかもしれません。


この肩中愈
実は冒頭のように、象徴的な意味で「目が曇っている」ような場合にも効果を発揮するツボなのです。

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