クンダリーニレイキ(KR)を受けて頂いた後に、しばらくしてから気分が優れず、身体も重い様な感じがしていた、という方がいらっしゃいました。


お話を伺うと、KRのアチューンメントを受けた直後にヨガに行ったらびっくりするほどエネルギーが流れるのが感じられて、ヨガの先生にも「流れるようになりましたね」と客観的にも認められたので、確証を得て嬉しくなった、ところがしばらくするとこのまま能力が伸びて行ったらどうなってしまうのだろうと「怖くなってしまった」ということでした。


気分が優れなかったことと身体の重さは、恐怖心が芽生えたことで開き始めた能力を全力で否定し、抑え込み続けたせいだったのです。


私たちは、出来るようになりたい
と思いながら、一方で「出来てしまったら」「出来るはずがない」という思いを持ち続けている、ということが良くあります。


そこには、
出来てしまったら傲慢になってしまう
その力を支配的に使ってしまう
かもしれない

という恐怖が潜んでいます。

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私自身も、かつて
「奇跡を起こせるのはキリストや仏陀だけ」
という思い込みがありました。
科学的に説明できないことは全て奇跡である。そんな奇跡を凡人である自分が起こせるはずがない、と思い込んでいました。今では笑い話ですが、鍼で気を動かす、ということですら奇跡ですから、悩ましい問題でした。


そして、その奥には
奇跡なんて起こせるようになったら自分は傲慢になる、という気持ちが潜んでいたのです。


頭で判断すれば、「気が流れますよ~」という事すら鵜呑みにしない、という疑いを持ち続けることが、科学的な現代人としての常識なスタンスであり、そこを疑う事で真っ当な日常を送って行かれるのだ、と考えている方も多いのです。


自分の中に

目に見えない「気」やエネルギーを「存在するもの」として語らない方が世間的には常識人だと判断されやすい

あるいは「存在肯定派」には常識人が少ない

という認識があれば、「出来てしまう事への恐怖心」が芽生えるのも当然です。


さらに、自分の中に傲慢さや支配的になりそうな気持ちがある事に気づいていれば尚更、「出来るようになりたいけれど、出来てしまわない方が安全」という納得の仕方をしてしまうのも無理はありません。


こういうケースのクリアリングでは、傲慢さが示すものや、能力を発揮する事に対する恐れ、私のような場合には教育による刷り込み、など、その方の前提を作っている背景を紐解いて行きます。


健在意識がいくら
「やる!」と決めても
潜在意識が「絶対にNo!」と判断していれば、まず心身に不調が出てくるし、現実も動いていかないのは、こんな経緯があるからなんですね。


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