片親だから子供に辛い思いをさせたくないという親心
自分の選択のせいで子供が後ろ指さされるのは親としてはたまらないでしょう。
あるいは、息子が子持ちの年上女性と同棲し始めた。結婚は思い留まらせたい。
息子がみすみす不幸になっていくのを見たくないから。
親が離婚した二世タレントのインタビューでもね、「母は1人で私を育ててくれたけれども、淋しいと思ったことは一度もない」みたいなことがお約束のように書かれている。
片親 イコール 辛い、淋しい
子持ちの年上女性 イコール 息子を不幸にする
という方程式が世間には存在するから
ここで、良く考えてみてね
辛い思いって、片親だったら必ずするわけ?
子持ちの年上女性は、もれなく男性を不幸にするの?
子持ち離婚済み女性は幸せになっちゃいけないの?(笑
この方程式をあなたに押し付けるような人たちがあなたを苦しめてきたんじゃないの?
これが世間の常識である、から、方程式から外れるように頑張らなければならないんじゃないの?
どうして、あなたまでその方程式を自分自身の人生で採用してるの?
どうして、あなたまでその視点で物を見るの?
片親の子供だから、といってそれを原動力に頑張れる場合は、いくらでもパワーに変換すればいいと思う。
ただ、この場合マイナススタートだから、通常の倍以上の労力が要る事は覚悟した方がいい。
そういうのを、要らぬ苦労って言うんだと思うけどね。
親が表面的には「片親だって立派にやれる」「子持ち独身女性だって正当に評価される」という態度を取りながら、心の底で方程式を気にしながら子供に接していたら、子供は親の罪悪感と葛藤をまともに食らって過ごさなくてはならなくなる。
こういう葛藤を抱えながら過ごしている親は、子供に対して常に「防衛、防衛、保護、保護、辛い思いさせないように、心のケガを負わないように」と思っているからどうしても過保護になる。
禁止が多くなる
先回りが多くなる
余計なお世話が多くなる
そうやって子供が成長する力を奪うから、子供は
アレルギーになる
万引きする
ひきこもる
うつになる
親が嫌がる相手と一緒になる☻
「そんな過保護、私はしてない!」って母親は言うけれど、それは自分への言い訳として自分で思ってるだけで、母親っていうのは、目線だけで子供を操れるということをお忘れなく。
方程式に苦しめられながら方程式を採用して生きていないかどうか。
そういう葛藤があるのか?ないのか?
大切なのは、ここです。
葛藤のある母親は、ほとんどの場合、自分も葛藤をもった母親に育てられているでしょう。
だから子供に伝承する。
けれども、伝承しないことも出来る。
それに気づいて徹底的にやめればいいだけ
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