昨年、Burt's Beesが日本撤退したので口紅をいよいよ手作りせねばという事に…
ただし、是非、家にあるものだけで作りたい。

20代の頃は「私はお金のかかる女なのよ」と豪語して周囲も「はいはい」(←仕方なく、と流してくれていたはずなのですが、最近めっきり口紅は、GuerlainもChanelもDiorも使用すると荒れたり剥けたりするようになってしまい、もっぱらBurt's Beesを使用しておりました。
iHerbsでヘンプ入りのティントリップを見つけましたが、輸入禁止。ヘンプのせいでしょうか?

手作り化粧品材料のお店で色付けに使う酸化鉄や二酸化チタンなどを買うのが面倒くさくて(おいっ)、何か色をつけるのに良いものがないか探していました。食紅はあてにならないし、カラーバリエーションも少なすぎ。

紫根も考えましたが、もっと赤いほうが良いし…

で、見つけたのがクレヨンで手作り口紅
英語サイトですがかなり詳しいです。

家にあるものだけで出来るじゃなーい!

クレヨンの原料はろうと顔料。オイルを加えれば、口紅になります。
手作りクレヨン口紅で推奨されているのは、30年以上前から日本でもプラザなどで売られているCrayolaのクレヨン。原料はパラフィンとNon toxic(非毒性)の顔料で、子供が一箱食べても一過性の腹痛を起こす程度の無害さだとされています。

ただし会社のHPでは原料は企業秘密とされていて、それ以上の情報はありません。http://www.crayola.jp/faq/another-topic/faq/

もっとこだわる方は、シュトックマーの蜜蝋クレヨンを。こちらの原料は蜜蝋と食品品質の顔料。ただしそれ以上の情報はこちらも非公開です。

アメリカとドイツの会社ですからタール色素は食品基準に照らして不使用だと期待します。

コチニールは…未知数です。


ではさっそく、おもちゃ箱からクレヨンを

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娘が学校からもらってきたもの
パッケージのNon toxicを信じましょう
信じる者は救われる…はず

空き容器はリップクリームの容器を再利用。蓋つきジャータイプでも紅筆を使用すれば可能です。
口紅型であれば、口紅の空き容器ではなく、リップクリームの容器を。口紅の物は、筒と本体の間にオシャレに隙間があります。
手作りの場合は筒にみっちり入れ(流し)込めるものが適しています。


基本の材料
(Tint lipティントリップ、口紅とグロスの中間くらいの薄づき、テクスチャー柔らかめ)

お好きな色のクレヨン1/2 本 (約 2.4g)
1.お好みのオイル小さじ1/2
2.アルガンオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル 、オリーブオイルなど(約 2.3 g)
3.シアバター小さじ1/2(約2.3g)

こうなっていますが、今回初めからシアバターは割愛。家にはありましたが、ほら、簡単にできないと、ね。
その代わり、色は赤とオレンジを混ぜてみました。

再利用の空き容器に内容量4.5gと表示されていたので、ココナッツオイル3g、クレヨン1.5gで湯煎にかけて溶かしました。

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因みに赤とオレンジ1.5gの図。
1番長いのが新品。真ん中がオレンジ、手前が赤。使用量はかなり少ないです。

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クチビル大写しで失礼致しますあせる


かなり薄づきです。
グロス程度


で、クレヨンを増やしました。

簡単な材料
(口紅に近いしっかり色づき。テクスチャー硬め)

1.お好きな色のクレヨン2/3 本 (約 4.5g)
2.お好みのオイル小さじ2/3(約 3g)
アルガンオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル 、オリーブオイルなど

しっかり色づきます。
テクスチャーは硬め。

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2日使用して、現在のところ荒れ、剥けなどのトラブルはありません。

今度は、もっとローズやピンク系も作ってみようっとキスマーク


上記の手作りクレヨン口紅サイトには、他に加えると良いものも書いてありました。ざっと訳すと

・ラノリン少量(塗った感触と発色が良くなる)
・アラビックガムひとつまみ(発色と色落ち防止)
・ビタミンE 1滴(オイルの酸化防止作用。消費期限延長)
・酸化亜鉛少量 (色を明るくマットに。UVA波とUVB波を防ぐ。ただし加える時は容器に注ぐ前によくよく混ぜる)





ご参考までに、肌荒れを起こすと言われている化粧品成分は

防腐剤、保存料、人工着色料、香料や界面活性剤などで

表示名は
メチル、プロピル、ブチル、エチルパラベン、フェノキシエタノール、アルコール(エタノール)、カルミン、シリコンなど

天然成分でも、紅花、蜜蝋がダメ
あるいは、ワセリンVaselineがダメという場合もありますし、生理前など特定の時期に肌荒れが起きることもあります。


唇周りのトラブルは、胃腸の不調、ビタミンB群不足の場合もありますので、ご自分の身体の状態を観察しながら、ストレスなくご機嫌良く過ごすことができるようにしたいですね。


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