自分の子供を愛せない
子育てが辛い


そういう告白をなさる親御さんは、とても悲しそうです。


それは、
ご本人が自分を責めているから
そして
子供は自分の鏡だと心の底では気づいてもいるから


けれども、愛されない子供はもっと辛い思いをしているかもしれません


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  若い時なら無邪気に「子供ってうるさいから嫌い」などと言えたけれども、親になったらそんな事を口にする事は許されません。


世間が許されない?
きっと一番許していないのはご自分自身でしょう。
子供にとっては親の愛情が何より大切だと知っているからこそ、それができない自分を益々責めてしまうのだと思います。


「人間本当の事言われると腹がたつ」
と言いますが、実際他人に何か言われてカチンと来た時に相手がしたり顔で「本当の事だから腹がたつんでしょ」なんて言おうものなら余計にムカッときて「違うわよっ!」と言いたくなる。


カチンとくる
という時点で自分の中で何かが反応している。大抵は受け入れがたい自分の一部です。


普段は気にしないように気にしないようにと蓋をしている気持ちをフイに突かれるとカチンときたり、ザワっとしたりする。
 理性で抑えられる時は、どうにか繕えても、湧き上がる感情は理性で湧いているわけではないので、抑える事が出来ません。


だから、その感情が湧いてくる原因のほうに丁寧に対処する必要があるのです。


ところが、子供はその「カチン」を連発してくれます。家でも外でも親戚の前でもお構いなし。


親戚中はもちろん、国中が男児出産を望んでいる遠い王国で女の子を授かった王妃は、子供が歩いているのを見るだけでもコンプレックスを刺激され、自分を責められているように感じ、自分を責め続けるでしょう。


王女は生まれてきただけ。けれども、自分が存在するだけで母が悲しそうにしている姿を意識しながら生きていかなければなりません。王女のそれはどれほどの悲しみでしょう。


王妃が王女にいくら「お前を心から愛している」と言っても、王女は救われません。母を幸せにするためには自分は男でなければならない。そして、そんな事は不可能なのです。


母を喜ばせようとして男の子のように振舞えば、母はもっと悲しそうにします。けれども王女にとって、他に生きる道はありません。男にはなれなくても、男のように強く男より有能に、男並みに男より…そう思って努力し続けるかもしれません。どこまでも自分を否定しながら。



さて、王女を救う道は、たった一つ
王妃が自分を愛することです。
王妃が女児を生んだ自分を許し、男児を生まなかった自分を受け入れる事。
王妃が自分自身を否定し続ける限り、王女も決して自分自身を許す事はできません。


王女に無理矢理「女の子らしくしなさい」という解決法は、王妃の心を殺し王女の存在意義を抹消するに等しいのです。


遠い王国の物語は、日本でも日常的に繰り広げられています。


親が自分を否定し「こんな風になって欲しくない」と思いながら子育てする限り、子供は「こんな風に」振る舞い続けます。

「男の子」だけを望み、「女の子」を否定しながら「女の子らしくしなさい」という事で、子供は右に行っても左に行っても生きる道を絶たれる恐怖に常にさらされます。


子育てが辛い時
きっと子供はもっと辛い


子供は親を助けるために生まれてきます。


子育てが辛い時
それは自分を癒して、という親に対する子供からのサインです。


子供をなんとかしたいと思う時
ご自分の中のインナーチャイルドが「なんとかして!」と訴えているのです。






宝石緑頭の中のおしゃべりを鎮め、あるがままに物事を見る助けとしてアウェアネスブレッシング



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