一般的にうつ病だと診断されているものは本当にうつ病なのか?という疑問が強くなるばかりです。



うつ病治療の基本は薬物治療
やみくもに薬が悪いとは思いません。
が、改善しないのであれば、効果のある治療だとは言えない。方向性が違っているのでは?ということを疑ったほうが良いと思うだけです。


ホリスティックケア・プアマナの問診でも驚くほど多くの方が過去に抗不安薬や睡眠導入剤の処方を受けたことがあると解答されます。しかし、改善の実感が持てないために薬物以外の治療を探してクリアリングセッションによる体験の棚卸し(何が生じたか、何が怖かったかを理解することで、今後どうすれば良いかという自己効力感を取り戻すこと)
や鍼灸を選んで来られるのです。


毒親、いじめ、パワハラ、DV、家庭不和、不登校、家庭内暴力
セッションでは、抑圧されていた体験の原因が徐々に明らかになっていきます。


が、現在、ストレスと無気力や不眠、頭痛などがあれば病院ではうつ病とされ、抗不安薬が処方されます。



試しに、薬物治療を第一としないある疾患の特徴を並べてみます。



【原因】ストレス(心に受けた衝撃的な出来事)

【症状】

感情が委縮したり麻痺する

希望や関心がなくなる。無気力になる

原因体験を思い出すことを避ける。

不眠や、怒りの爆発や混乱、過度に反応や驚きを示す

原因体験を象徴するきっかけによる強い苦痛、悪夢やフラッシュバック

恐怖・無力感、反動として何も怖くないと思い込もうとする。

・頭痛、腹痛などの身体症状



太字は、一般的にうつ病の症状とされるものと共通のものです。


改善のための処置は


第一段階: 安心感を与えること、自己コントロールを取り戻すこと

第二段階 : 体験の棚卸し。


如何でしょうか?



お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、これはPTSDの特徴です。




PTSDというと、戦争や大災害、虐待を経験した人だけのものだと思いがちですが、災害時ばかりではなく、実は我々は日常的にこの「処理しきれないことを存在しない事にする」否認や抑圧、逃避を行なっています。





PTSDの定義では「日常的なストレスと心の外傷は異なる。」とされています。
一方、うつ病の原因はストレスとされているものの、はっきりとはわかっていないが脳内物質の減少ではないか、という曖昧さです。

ストレスがあればうつ病だと診断しやすいのです。



しかし、幼い頃の「親からの見捨てられ(たと思い込む)体験」は十分に『心に受けた衝撃的な体験』でしょう。
 それが適切に認識されないことによって、後々感情の萎縮や麻痺、不眠、頭痛、自殺まで引き起こしているのだとすれば、やはり薬の投与だけでなく、PTSDのように体験の棚卸しが有効だと思われます。



うつ病の患者数は推定300万人。
自殺者は公表で年間3万人。
2015年12月からは職場(50人以上)でのストレスチェックが義務化されます。



薬物の消費だけが増える結果にならないことを切に願います。


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