自分自身のことって意外とわからないものです。
セッション前のリーディングでは、その方の現在の状況や抑圧してきた本来の姿が観えます。
ある方は、のどかな田園の道の先が急にカーブを描いて途切れている。
ある方は、透明な繭の中に胎児の様に小さくなっている。
ある方は、ガラスの箱の中で出口を探している。
ある方は、掃除機のような強い力で後ろに吸い寄せられてしまっている。
同時に言葉が見えたり聞こえたりする。
子供の表現で言うといじけてる、大人の表現では報われない…
束縛から逃れたいのに寄る辺がない…
見えているのに近づくと消える…
私は悪くない…
誰にもわかってもらえない…
やるせない、受け入れられない…
そんな言葉が渦巻いていて
その奥にある自分の
単純で切実な望みは
子供の時に封印したまま
怒りっぽい人も、引っ込み思案な人も
きっと長い間の習慣で、最も自分が生きやすいと判断した方法を採用し続けた結果に今の自分ができている。
そして、その生きやすい、というのは、傷つかないとか、守りやすい様に。という不安や恐怖が基準になっています。
楽しい、気分が良いを基準に選択できるのが理想だけれど、安全が保障されていない環境では、動物は生き伸びるために怪我したら隠れてじっと動かず、自己防衛のために攻撃するという本能を優先します。
屈託なく安心と安全を感じて過ごすことができなければ、人間も動物としての本能が一番に優先されます。
安全だと感じられなければ
引きこもり
あるいは人付き合いを避け
あるいは自分自身の感情を押し殺す
傷つけられないためには
常に気を張って危険を察知したら先に攻撃し
あるいは自分自身や感情を否定し
あるいは自己犠牲を自分の存在意義にする
だから、あなたの今の状況はこういう風(に私には観えるの)ですとお伝えしても、ほとんどの方が、初めはキョトンとしています。
子供の頃に封印した想いが出てこようとするたびに抑圧し続けてきたから
もう今では、単純で切実な望みが自分にもあることすら気づけない
お話ししていくうちに、段々と自分が見ない様にしてきたものが見えてくると、やっと初めに観えたイメージが腑に落ちてくる。
今まで、
頑張っているんだから
もっと甘えて良いんだよ、と言われても
甘え方がわからなかった
もっと頼って良いんだよ、と言われても
頼るのが怖かった
甘えたら拒否される
頼ったら支配される
と思ってきたから
とても苦しかったと思います。
でもね、
信じることができなかっただけで
甘えたら良いよ
頼ったら良いよ
と言ってくれた人もいた
あなたは
本当は甘え方も頼り方も知っている
だから思い出すだけで大丈夫
単純で切実な望みは、
今でもあなたの中にあるし
呼び起こしてくれるのを待っている
そこに到達する方法も
見つけて連れてくる方法も
今までのようにすぐに隠れて見失ってしまわない様に
いつも側にいて
もっともっと
自分自身と一緒に
抱きしめて慈しんでいく方法もあるから
そうしたら
今いる場所で
違う風景が
きっと見えてくるから
セッションはskype・電話でも承ります。
