2015.11.30記事の加筆再掲載です

昔、インド人の占い師に
「常に無駄な事考えすぎ」と言われました。

あんまり四六時中無駄なことばかり考えているので
何かを始めようとしても
メリットと同じ数だけ即座にしかも自動的にデメリットも思いつくような回路が出来上がってしまいました


そんな風に考えていると結局最終的には
「やっぱりやめとこう」のほうが勝つわけです。


東洋医学的に言うと、そんな時の身体は腎虚という状態になっています


腎は、やる気を司り、精気を宿す臓腑で
産まれたときは元気いっぱい、気力も満タンですが
年齢とともに、徐々に衰えてきます。

そして腎が衰えると怖れが強くなります。


高齢者が住み慣れた土地を離れることや
新しい習慣を好まないのは、腎の力が衰えてくるから


つまり、いつもと違うことをしたくない
怖いからずっと、今のままでいたいわけです



20代の私は、既に腎虚でした。


ストレスや葛藤が多いと、その対処にエネルギー(精気)を使わなければならないので、
20代でも腎虚になります。


腎虚になると、変化するよりも今のまま!が良くなってしまうので、
現状から抜け出したくても抜け出せないグルグルの負のスパイラルに陥ってしまいます


当時の私は、ストレスも葛藤も盛りだくさん。
精気が消耗しているので心が疲れてしまっていて

けれども、頭だけは冴え冴えしているので眠ることもできずに
ロクでもないことをずっと考え続けていました。


ある事や
ない事や、ない事や、ない事や・・・
ほとんどは起こってもいないことの妄想ですね




本人は身体が疲れていると思っているけれども
実際に疲れているのはで、結果的にそれが身体を弱らせていたのです


こうなると、なにかをしようにも全くやる気が出ません。

たとえば「わたしもそろそろ世間的には結婚したほうが良いのではないか」と思いつく
しかし、相手がいない
相手を見つけようと思っても行動しないから出会いなんかない


心の奥底では今のままでいたいから
結婚しないでいる自分というジレンマを
自分自身が感じなくて済むように、



結婚できないかもしれない・・・という不安も麻痺させるために、
結婚しないほうが良い理由を300個くらい考えるんです。


そうすると、「私は結婚できないのではなくて、したくないのだ」
と納得できる


要するに常に
自分を騙すために今と違うことをしなくてすむ方法を考え続けていたのです


だから、〇〇したい
と言いながら、同時にやらない・できない理由を並べ立てちゃう腎虚な方の気持ちはよくわかります。







ここからいかにやる気を出して現状から抜け出すか!?




やる気スイッチは、脳の側坐核というところにあることがわかっています。

脳の中ですからこのスイッチは直接は押せない真っ青
のですが、スイッチを入れる方法はすでにわかっていて


やる気を出すには

とりあえず動く!こと


真面目に太ももなどのデカイ筋肉を動かすとスイッチが入るのです。



宿題でも、企画書でも確定申告でも
締め切りが迫っているのにできない・・・
嫌で嫌で仕方がない

でも、明日が〆切という日に意を決してやり始めたら
意外とノッてきて


気づいたら仕上がっていた


というご経験は皆さま
おありでしょう?


それが「作業興奮」と言われるもので
とりあえずやり始めると側坐核が興奮して快楽物質のドーパミンが出るためなのだそうです。


不安を感じたら でもお伝えしたように、自己完結した妄想の中から文字通り一歩踏み出すのです。


そうすると、
犬 も歩けば棒に当たる
で、次の展開が開けてくる


普段は元気な方でも、
一時的にストレスが多かったり、疲れたり風邪をひいたりしたときには
やはり精気を消耗して腎虚になるので
そんな時は
「世界の終わりが来たわけじゃなくて
今は腎虚なだけ!」と覚悟を決めて回復を最優先にしませう


もし一時的ではなく
慢性腎虚であるならば
あなたが例え現在20代でも中身はロージンです



中身がロージンだとね
少し大変だけれども
本物のロージンより
身体は動くはずなので
とりあえず動いてしまいましょう!!



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