好きな男の子に「ぶす」と言われ、悩んで閉じこもったきりこが言葉をしゃべる猫に励まされて人生で本当に大切なことを取り戻していく物語

西加奈子「きりこについて」


きりこについて (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥555
Amazon.co.jp


きりこが気づいたことは

自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん
たぶんこのことに気づく以上に重要なことはないのだと思う


アファメーションも、ヒーリングも、
あなたが信じていることを「そうではかもしれない」という領域までは連れていってくれる
例えば、「私には愛される価値がない」なんてことを
「価値があるかもしれない」っていうところまで


けれども、本当に価値があると信じるためには、自分以外の相手に
「君には愛される価値があるよ」と示してもらわなければならない
そのことを肌で感じた時に、初めて「自分には価値がある」と思える

人間は、そういう風にできている
でなければ、身体も他人も世界には必要ないものね


傷ついて、人を遠ざけて、自立して、一人でも生きていかれるように
でも結局は、一人では生きていかれない
ということを知るために、傷ついたり自立しようとしたりしたんだな、と気づく時が来る


そして、その前には、必ず自分を全力で救い出さなければならない時がある
大切な人は必ず私を捨てる、と信じて生きていても
見捨てないかもしれない、というかすかな希望を信じて、一緒に居たいと言ってみなければ
「うん、一緒に居よう」と言ってくれる人は現れない


白馬の王子さまは存在しないのではなくて
勝手に迎えに来ないだけ
白馬の王子様ですか?とたずねれば
白馬の王子様であることを私が彼に思い出させてあげれば良いだけなんだよ


なんだかスゴイ発見をした気分


私は姫です
姫の望みを伝えます
素直に、正直に、包み隠さず
だって、彼は白馬の王子だと信じているから、
白馬の王子は姫の願いを叶えたいはずだから
そうすれば彼は白馬の王子になります


なーんだ、単純なことだったんだ


彼を白馬の王子にする方法は
素直に、正直に、包み隠さず
姫の望みを伝えること
だから、姫は自分の本当の望みがわかっていなくちゃならない
「どーせ私は愛されない」なんて思いを伝えてはいけない

だからまず、怖くても傷つくかも、失敗するかもと不安で押しつぶされそうになっても
まずしなくてはならないことは
本当の望みを知ること

自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん

からね。



✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

今いる場所で、全く違う風景を見ませんか?

《自分の輪郭を掘り出す・自分に還る》


クリアリングは、対面のほか、電話・skypeでもお受け頂くことができます。


※電話・skypeでのクリアリングは男性の方もお受けいただけます


・ヒーリングセッション・鍼灸・クリアリング鍼灸のご予約・お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します




横浜駅から15分 クリアリング鍼灸・クリアリング
石川町
ホリスティックケア・プアマナ(puamana)