私はハッキリとした覚醒体験を3回しています
場所は1度目が京都の化野で降りしきる雪を見ていた時、2度目が高野山の別院で阿字観中、3度目がハワイでドルフィンスイムをしていた時
非日常ばっかり並んでしまいましたが
その後はちょくちょく近いところまで行っています
最近ではそんな人掃いて捨てるほどいます
掃いて捨てるほどいる事と
それをゴールにしないほうが良いかもというか
それで満足しないほうが良いし、出来ないよという事をお伝えしたい
というのも
エネルギーのアチューンメントをしていると
「何か体感があったら」
と言って申し込んでくださる方がたくさんいらっしゃるのからなのです
私も以前はそう思って色々してきました
小さい頃から
「知りたい」「見たい」「体験したい」という好奇心は人一倍強かったと思います
だからカルロス・カスタネダを読んで、アルタードステーツを観て、クンダリーニの覚醒を知り、変性意識みたいなものがあって、しかも薬物を使用せずに生きながら至福を感じられるという事を知ったら体験したくて仕方がありませんでした
それさえ知れば、苦しみからは永遠に解放されて
悩む事も妬む事も羨む事も無く
欲しがる事も悲しむ事もなくなって
何かしら能力が目覚めたりして
特別になれる
と思っていたからです
その後めでたく体験出来たわけですが
不安も怒りも落ち込みも、相変わらず感じています
その点では何も変わりません
強いて言えば
・特別なんてものはなくて、既に全員が特別である
特殊能力と言われているものでさえ誰にでも備わっていて、誰にでもできる
・自他の区別は存在しない
・自分が世界を創っている
ということがわかりました
体験自体はどういうものだったかというと
無限の無が広がっていました
もう2度と戻りたくないくらい満たされていて
高野山別院の時は真っ暗な空間が果てしなく続いていて何もないのに
全てが過不足なくありました
私すらも消えていて
全ては１つなのだと考えるまでもなく感じていました
他の時は、周りに人や物や風景は広がっていましたが、いつも視界で捉えているような自分の前髪や鼻の先や手や身体の感覚が全く消えて
目だけが空間に浮かんで自分を含む世界全体を見ているような
もしも空気に目があれば
こんな視界かも知れないというように
世界との境界が全く感じられませんでした
「私」という主体がないのでエゴのない状態というのが理解できました
そして毎回
圧倒的な幸福感だけを感じていました
幸福感と表現するのもはばかられるほど
圧倒的に満たされているという感覚です
高野山の別院へは阿字観という瞑想を
ボランティアで教えてくださるお坊さんがいる事を知って週一回一年ほど通いました
もちろん神秘体験を求めて
めちゃくちゃ期待して
でもお坊さんは
阿字観を終えて誰かが「◯◯が見えた」「こんな体験をした」と言っても、ただ微笑んでいました
「光が差してきたのはどういう意味でしょうね？」と聞かれても
「さあ、どうでしょう」と答えませんでした
私は少々恥ずかしくなり、神秘体験を求めて座るなと、どこかで読んだ事があったのを思い出して
期待する事すら忘れた頃
一度だけ無限の無を体験し
そこからまた欲を出したためか、別の理由か、そもそも理由などないのか
それ以降は阿字観を続けても2度と無限の無にアクセスする事は出来ませんでした
無限の無を体験した事で
私には
シータヒーリングで言う第七層や
プラーナソース、グレートセントラルサンソースのソースや
ワンネスやアウェアネスのイメージがあります
我々はそこからやってきて、そこに帰るのだろうなと思っています
でもずっとその状態でいる事は出来ませんし
前述したように迷いもなくなりません
私がへっぽこであるというだけかもしれませんが
多分覚醒体験をした人のほとんどが同じだと思います
今では当初の期待通り、薬物も使用せずに
誰でも至高体験が出来る事も知っています
だったらなぜレイキやエネルギーをアチューンメントするのか？と聞かれれば
それらが無限の無
すなわちソースのエネルギーであり
アチューンメントは
初期設定を忘れてしまった私たちが
再び無限の無と同調する事で
初期設定を思い出せる手頃な方法だからです
シータヒーリングも瞑想もそう
意志の力ではアクセスできないと思っていた所へピョンと近づけます
じゃあ、そもそもの初期設定とは何か？
というのが
我々は神の一部であり
ワンネスで
エゴがなくて
善悪もジャッジもないけれど
全てある
でも忘れちゃっているので
エゴに振り回され
自分が正しいか、悪いかと考え
自分を責めて
あれが欲しいこれが無いと言っている
お前だって初期設定をお手軽に思い出すためにアチューンメントを使っているのなら、神秘体験を求めて試そうとする人がいても良いじゃないか
良いです
それでも
個人的には、それは目的でもゴールでもないと思っています
そして特別でもないし
それだけで救われるわけでもない
学校の勉強と同じで
習っている時には数学なんて普段の生活で絶対に使わないのにどうして勉強しなきゃならないんだと思ったし
結局高校までの授業というのは、成績が良いだけで特別な人になれるわけでも、救われるわけでもないけれど
物の考え方とか、世界の成り立ちとか、自分がなぜ存在しているかとか、そんなものを全体としてざっくり捉えるための方法を習っていたわけで
その全部の知識を持った上で何をしてどう生きるか？は各自に任されています
神秘体験だけを期待するのは
レイキを習ってエネルギーがわかった
ヨガを習って複雑なポーズが出来るようになった
覚醒体験をしてワンネスを知った
気持ち良い
特別になれた気がする
以上終了と言っているようなもの
私は
知識も体験も
楽に生きるためにあると思っているので
その先が欲しいし
楽に生きるために使ってもらいたいなと思うのです
本来は使う人の自由で
使い方まで指図するってエゴ丸出しなので
実際の運用についてはお任せしておりますけれども
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