お金がなくて不安
という状態が繰り返し襲ってくるグルグルから抜けられないのは
やっぱり
まだ何か勘違いがあるよー
というサイン
お金がなくて不安だというクライアントのセッションで、私自身にも「うへー、まだこんなのが潜んでたー」という気づきがあったのでシェアします
お金がなくて不安という状態に度々陥る
→
不安でいたほうが安心できるのかも
と考えてみる
だとしたら、なぜ不安な状態のほうが居心地が良い？
面倒を見てもらえるから
優しくしてもらえるから
大変だね、頑張ってるねと労ってもらえるから
クライアント理恵さん(仮名)は
私は面倒を見てもらえない人
と、ご自分のことを思っていました
自分でなんでもしなくてはならない
人から面倒を見てもらうどころか、自分は面倒を見る側の人間だ、という前提で生きてきました
仕事でも、いつも部内のお世話がかり的立場
「しっかりしてる」
「任せておける」
「頼れる」と言われてきました
立場は中堅でも給与は新人並み
ここ数年減る一方のボーナスは
クレジットカードのボーナス一括払いで消えてしまいます
理恵さんが
お金がない不安を抱え続ける事で
何かを実現できているとしたら？
お金は無いよりあったほうが良いに決まってる！
と誰もが思いながらも
実は心の底で
お金がないほうが都合が良いことがあるとしたら？
理恵さんも今まで
お金のブロックと言われるものとは散々向き合ってきました
お金に対するイメージ
お金持ちに対するイメージ
稼ぐ事への罪悪感
それらが払拭されても
まだまだ敵は潜んでいました
お金が無ければ、妬まれない
お金が無ければ、かわいそうだと思ってもらえる
お金が無ければ、仲間外れにならない
お金が無ければ、言い訳ができる
お金が無ければ、面倒を見てもらえるのです
お金が無ければ → 不安があれば
に読み替えても、どれも成立します
不安があれば
妬まれないし、かわいそうだと思ってもらえるし、仲間外れにならないし、言い訳ができるし、面倒を見てもらえる(と思い込んでいる)
つまり理恵さんは
不安でいるためにお金がない状態を創り出していたのです
身も蓋もない言い方をすると
お金ない私なら構ってもらえる、という事
涙ぐましい努力です
仲間外れにならない、というのは
会社の人間関係を円滑にするためには
「私も(あなたと同じように)不安で悩んでるのよねー」という状態でいる事が必要だから
そして、もっと聞いていくと
「だって、人間って所詮ダメなものじゃないですか？」という本音も隠れていました
ところが
理恵さんは、「本当に心から安心したい！」と言うのです
けれども安心してしまうと
成長が止まって
人間としてダメになる
というデメリットがある(と思い込んでいる)
おいおい
不安でいたいんかい！
安心したいんかい！
どっちだーい
と、理恵さん自身も混乱していましたが
多くの人(私も！)がこんな状態に陥っています
でも、ここまで自覚出来なければ
お金がなくて不安という状態は繰り返してしまうのです
お金以外の何かを使って
不幸な自分を保っているケースも多々あります
でも、もう大丈夫
安心しても成長できる
安心してもダメにならない
そもそもダメでも良いし、ダメじゃなくてもいい
人間ってダメなだけでも、良いところだけでもなくって、どっちも持っている
お金を持っている(安心している)人でも
面倒は見てもらえる
面倒を見てもらってもいい
これが心底腑に落ちると
現実が変わります
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