どくだみが最盛期です
クサイ!と不人気などくだみですが、漢方では10の薬効を持つ事から十薬と呼ばれ、何にでも効くスターです
今の、6〜7月の花の咲いている時期が最も薬効が強い、と言われています
年中使うには、アルコール(ウォッカなど)に漬けてティンクチャー(チンキ)にするか、干してお茶などにするのですが
薬効としては
乾燥 >生 > 生に熱を加えたもの
という説もあり
そう聞いたら、この時期にしか出来ない
生で、熱を加えたどくだみをなんとか使ってみたくなるのが人情ってものでしょう
そンなわけで
どくだみクリームを作りました
どくだみ軟膏の作り方はネットにも色々ありますが、意外と分量が書いていなかったり
ワセリンや、親水軟膏(軟膏の基材)に溶かすレシピが多かったので、ミツロウとキャリアオイルで試したレシピを載せておきます
ミツロウとどくだみのクリームは、神之木クリニックでもアトピーに処方されています
もちろん、強力な殺菌抗菌でニキビにも、
肌荒れ、抗酸化、血行促進でハリ血色アップ、抗炎症、皮膚の再生促進などなど生葉の薬効はスゴイのです
材料
★どくだみの葉 50枚くらい
(煮て濾したものスプーン3杯分使用)
★水50〜60cc
★ミツロウ 7g
★お好みのキャリアオイル 21g
(ホホバ、アルガン、コメ、オリーブ、ココナッツなど)
※どくだみが生のため
ミツロウとキャリアオイルは 1:3で軽めのテクスチャーのクリームになります
1 どくだみは葉を取り、洗ってひたひたの水と共にガラスなどの鍋で弱火で煮ます。すぐにクタクタになるので、煮詰めながら煎じ、ガーゼなどで濾します
私は、クリームは早めに使い切るつもりで、茶こしで濾したので結構生々しくペースト状で使っています
多分生っぽければ生っぽいほど保存期間や薬効が短くなると思われます
2 ミツロウとキャリアオイルを湯せんにかけ、溶け始めたら、同じく濾したどくだみも同じくらいの温度になるよう湯せんします
ミツロウは既に溶けきった写真です
3 火から下ろしてどくだみとオイルを合わせ
クリーム状になるまで混ぜます
3〜40分はかかります
完全に分離しています
初めの15分くらいは「絶対に混ざったりするわけない!だって水と油だよ!?」という絶望的な気持ちが繰り返し襲ってきますが
冷めた頃には
ミツロウが入って入りますが、乳化剤としては弱いので力技で乳化させるために3〜40分のかき混ぜが必要なのです
人力界面活性とでも申しましょうか
さて、その間ですが
自分の気持ちを落ち着かせるためにも
ジャムおじさんの技を盗むためにも
穏やかで愛に溢れた歌を歌いながら混ぜると良いらしいです
しかし、私がジャム巨匠のように
おいしくなーれ♪
と穏やかに語りかけられるたのは、初めの5分くらいまで
それでも良いクリームができましたよー
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