７歳のお嬢さんが朝起きない
という話を伺っている時
朝起きない子の意識にフォーカスしたら
「だって起きてもいい事ないから」
という意識が流れ込んできた
彼女は夜もなかなか寝ない
「寝てる間に何が起きるか怖い」から
自分が子どもの時も
そんな事があったなー
と思い出した
あの頃はよくわからなかったけれど
世界を信じられなくっていたのだと思う
可愛がられていない気がするのが悲しくて
何をしても怒られる気がして
別に楽しみな行事もなくて
そんな時は
夜眠って意識がない間に
世界が終わっているかもしれないのが怖かったし
朝起きても良い事がないなら
目が覚めても仕方がない
と思っていたんだった
子どもの不安は
コントロールできないことへの
理不尽さへの
正体がわからない事への怖れだけれど
大人の不安も結局は同じだと思う
デートがある日は目覚ましなんていらない
ゴルフや釣りに行くの日のお父さんたちも早起き
目が覚めて楽しい事があるとわかっていれば
起きる事ができる
でも
人生はデートやゴルフだけで出来てはいない
だから
禅の先生は
朝起きたら
今日もいい日になるぞー！
夜寝る前には
ああ、良い一日だった！明日はもっと良い日になるぞ！
と言いなさいと教えてくれた
何ひとつ良い事がなかった日にも
愚直に言い続けた人は不思議にどんどん出世したり、どんどん豊かになっていくそうだ
多分これも予祝の一種
夢を、前もって叶ったかのように喜ぶ予祝は
古代から日本人が実践してきた引き寄せなのだそうです
コツは深刻にならずに面白がる事
深刻になる、とは
現実には良いことなんて何もないじゃないか！
と拗ねたり
予祝したのだから出世するはず
という方程式に当てはめて結果にこだわること
夢は深刻さを嫌うから
引き寄せの魔法が発動しない
不安があまりにも強い時には
とても面白がる気持ちになどなれないし
明日が今日より良い日になることなど信じられないかもしれないけれど
これから始まる一日を祝福し
過去に感謝し未来を祝福すれば
自分の元にはやってくる時間は
どの一瞬も常に見えないベールのように祝福に包まれている事になる
今日も良い一日になる！
今日も良い一日だった、明日はもっと良い日になるぞー！
と言えば
自分で自分の人生に魔法をかける事が出来るのだ
未来から
毎瞬祝福された時間がやってくると想像すると
夜眠る怖さも和らぐし
朝起きるのも、少し楽しみになる
神さまや宇宙が起こすことは
常識の枠にはおさまらない
だから
明日もまた今日と同じような1日だろう、なんて
人間の私が決めつけて案の定変わりばえのしない未来を過ごすより
もっと良い日になる！とだけ決めて
具体的な内容は人知を超えた宇宙に丸投げして
どんな素敵な事が起こるかと楽しみにして待っていればいい
今現在の現実がどうあれ
愚直に繰り返す事ができる人の元には
未来から
どんどん祝福された時間がやってくるはずだから
