自分のダークサイドってさ
打ち明けるほうも勇気がいるけど
打ち明けられるほうも覚悟がいるよね
打ち明ける側が1番恐れているのは
自分が「普通じゃない」と思われて
関係性が変わってしまうこと
ある時、訃報が回ってきた
私はたまたま面識がなかった先輩なのだけれど
会合で
「アイツさ、ゲイだったんだよ。みんな知ってたのに、アイツだけバレてないと思ってたんだよ」
という話が出た「こっちから言うわけにもいかないしな」「言ってくれりゃあ良かったのにな」
ご本人は自分がゲイである事を友人たちには隠したまま亡くなってしまった。
でも、誰も「普通じゃない」とも思っていなかったし、関係が変わることもなかったんだよね
これは結果論かもしれないのだけれどね
カミングアウトするのは
自分の病気でも
セクシュアリティでも
家族の事情でも
自分の過去でも
とにかく勇気がいる
それで悩む
普通じゃない、と思われて、関係が変わるのを恐れるからだよね
相手を信じられない自分を責め
そんな事情を抱える自分を責める
実際に打ち明けてみた経験から
相手を困らせてしまったり
関係が変わってしまった事があって
二度と悲しい思いはしたくない、と思ってしまったのかもしれない
でもね
関係を深めるためには
本当に相手を信頼するためには
そして信頼に足る相手だと確認するためには
自分の身を預けてみなければならない
だからね
聞く側、つまりカミングアウトされる側は
経験がなくて、理解できない事を言われた時
とっさに困った顔をしてしまう事もあると思うの
それは仕方がない
パートナーだったら
同じ荷物を同じ責任で背負う必要があるかもしれないけれど
自分が経験した事がないものは
体感として理解はできないよね
それでも
相手が勇気を振り絞ってまで欲しいと思ったものをあげることはできる
打ち明けた相手が欲しいのは
「大丈夫」だという感覚なんだよね
腫れ物扱いされて
関係が変わることを恐れているのだから
ビックリしたとしても
「わかるなんて軽率に言えないけど、話してくれてありがとう」具体的にどうしたら良いかわからなければ「応援する」と言えばいい
パートナーだったら加えて「1番いい方法を一緒に考えよう」と言う気持ちをまず伝える
恐れているような事は起こらないよ
と繰り返し示し合っていくことでしか
信頼関係は築けないものね
横浜駅から15分 石川町
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