あらゆるものとの関係は
自分との絆スタートか
社会との絆スタートか
で出来ている
昔の職場で適齢期の女性が
「結婚っていいですか？」と質問すると
新婚さんはもれなく
「いいよー」と答え
熟年組は、もれなく微妙な答えだった
アルテイシアさんという作家の
「結婚は箱、中身は50年の日常」という言葉に激しく同意する
彼女はまた「だから相手次第」だ。というのだけれど
結婚って良いですか？
人生って良いですか？
という問いは
体育祭って良いですか？
という問いに等しい
中学3年の時の体育祭
クラスの雰囲気はどうだっただろうか？
友人関係はどうだっただろうか？
クラスや学年対抗での結束は固かっただろうか？
あなたは競技に積極的に参加しただろうか？
小中高
いつ、「体育祭って良いですか？」
と聞かれるかによって
あなたの答えは変わるだろう
体育祭は箱だ
結婚も箱だ
社会との絆を保つためだけに参加していたなら
あなたにとって体育祭は義務的な、つまらないものだったろう
クラス最高！友だちサイコー！
燃えるぜー！勝つぜー！という心持ちだったなら
積極的にお祭り騒ぎで参加しただろう
社会との絆は全員参加
自分との絆は自由参加のイベントのようだ
社会との絆を絶つわけにはいかないから
箱モノには嫌々でも参加しておけば
体裁としては「社会の一員」とみなしてもらえる
そう思って
結婚するわけだ
クラスが仲悪かろうと
友だちなんかいなかろうと
そもそも運動自体に興味がなかろうと
世に体育祭がある限り
世に結婚制度がある限り
社会との絆を保つため
自分との絆は無視して参加する
さて
いち早く矛盾に気づいた方もいらっしゃるでしょう
社会との絆 全員参加
自分との絆 自由参加
は社会に蔓延する嘘の１つです
社会との絆の箱モノだって
全員参加ではなく任意参加なのだ
実際は
参加したってしなくたっていい
社会との絆が危うくなろうと
「やりたくないな」と思うなら
自分との絆を大切にするために
参加しない、を選べばいいのだ
いや
選ぶ自由がある、のだ
自由には責任が伴うので不参加だと
嫌われたり
仲間外れにされたり
するだろう
でも
どこかの時点で
みんなしてるから、私もしておく
という全員参加から
みんながしても、私はしない
という任意参加に切り替えなければ
あなた自身の人生は一生始まらないのだ
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