安藤サクラさん主演
百円の恋を見たばかりだったので
新井浩文氏のニュースには驚いた
百円の恋も性的暴行が描かれていて
被害者は躊躇なく警察に電話する
(万一の時、被害者の女性は、警察に届けるのと同じくらい病院でアフターピルを入手する事も大切)
安藤サクラさんが奥田瑛二さんのお嬢さんだというのにも驚いたけれど(そういえば似ているよね)
作品を見るたびに、どエライ女優さんだと思う
ネタバレになるかもなので
まだ観ていない方には恐縮ですが
百円の恋は、
徹底的に他人軸で生きている人や
ダメダメに見えて崇高なまでに気高く生きる人や
拗らせまくっている人が出てくる
普通の人生なんてどこにもないし
何があっても希望はあるし
いくつになっても何も諦める必要はないし
ずーっと自分自身でいれば
離れたはずの運命も再び引き寄せられてくる
安藤サクラさん演じる一子が良いの♡
保身のために自分を曲げないし
損得なしで人に接するし
好意は受け取るし
媚も売らない(デートの時似合わない花柄ワンピを着てるけど)
人目より自分の欲望に忠実だし
そのための努力もする
そんな一子が眩しくて
離れていった男を演じていたのが新井浩文氏
というのも現実世界に妙にリンクして哀しい
エンディングの歌詞も秀逸
「もう見ての通り立っているだけでやっとで
思い通りにならないことばかりで
ぼやけた視界にかすかに見えるのは
取って付けたみたいなやっと見つけた居場所」
現実は全然映画みたいではないし
ハッピーエンドは過程 だし
取って付けたみたいなやっと見つけた居場所しかないかもしれないけれど
たとえどんなにキラキラ見える人にも
そんな風に思う瞬間は人生で何度も訪れるはずで
多分
日本アカデミー賞俳優で
一般人から見れば羨むような人生を送っていた
新井浩文氏の心の片隅にもあったはずで
そこで腐るのも
奮闘するのも
他人のせいにするのも
プライドで潰れるのも
誰かを利用して抜け出そうとするのも
自由だけれど
どんな人生も結局選んでいるのは自分で
抜け出すことが出来るのも
自分の寂しさを救うことが出来るのも
自分だけ
なのだけれども
自分で救えるってことを知っているのは
実はどんな魔法よりも
希望が持てることなんじゃない？
そうじゃない？
そうだよねー！
そうなんだよ
忘れないでね
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