かわいそう、と言われるのが嫌いだ
自分でもうっかり
妙な言葉使いをしてしまうことがあるくせに
人付き合いをする上で
言葉の使い方
というのを、お箸の持ち方くらい重視しているからだと思う
マナーみたいな感じかな
品位とかね
言葉の選び方
というのは、「人となり」を
かなり正確に表すのではないか、と思う
「私なんか」のような表現が多かったり
逆に、妙に尊大な言動を見ると
自己肯定感が低いのかな、と勘ぐってしまう
かわいそうに
という表現から、私は
上からの目線や
弱者に対して強く出る人のような
差別的な匂いを感じてしまうのだと思う
慰めてくれるつもりなら
私は
悲しいね、とか
残念だったね、と言って欲しい
とはいえ
これは全て私独自の感覚
もし美智子上皇后が
あの語尾が消えるようなお声で
「おかわいそうに」と言ってくださったら
嫌がるどころか
泣いて感激しちゃうかも
て、事はさ
私も単なる強者に弱い
差別的な人間だって証拠でもあるし
どんな言葉も
言う人次第で受け取り方が変わる
ということでもある
他人の言葉を素直に聞けるか否か、は
その言葉を発している
相手を好きか嫌いか
相手を自分より
上に置いているか
下に置いているか
という事に
気付くバロメーターになるのだな
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