人生が否応無く大きく変わるのは

事故や大病などで死の淵まで行った時
破産などで、何もかも失った時

だと言われていますが
高名な医師から魔術師へ転身した彼もその1人



でも、
自分のことがわかっている人は
全てを失って一瞬は絶望したとしても
また別の方法で自分自身を活かす道を見つけることができる




昨晩金曜ロードショーがドクターストレンジだったので、再視聴しました


傲慢な医師ストレンジが
半身不随の患者をバスケットまで出来るようにした至高の魔術師に、何をした?と尋ねると

「動くことができると信じさせただけです」

クーッ!
映画館で観た時はコーフンしたなー




今回は初見時より少し冷静に見ることが出来て


ハイスペック医師が目覚める話というだけでなく


ハイスペックの定義が変わる話、でもあったのだな、と気づきました



命を救うことで自信と自己満足を得ていた傲慢なストレンジが、

人を助ける(っていうか、アベンジャーズ入りしたから人類を救うだけど)ことで、自分も成長していく、へとパラダイムシフトが起こるのだけれど



高学歴、高収入、敏腕、高身長イケメン医師
というバリバリの物質界でのハイスペック
下矢印

たぶん無収入の魔術師のマスター
という非物質界のハイスペックへ



容貌も、すっかり油の抜けた感じになっていくの






同じハイスペックでも医師と魔法使い
全く畑違いの職業ながら
唯一の共通項があって、それは
『人(命)を救う事』



人を助ける事は、一貫した彼の使命として描かれているのよね



医師になることを目標に
人一倍勉強も努力もして
地位を築き上げてきた人が
2度と手術ができなくなる事によって
その全てを一瞬で失う苦しみと絶望感は
筆舌に尽くしがたいと思う




『傲慢になっても仕方ない』と評価されるほど
優秀だった彼は、今までは努力すればしただけ上へ上へと登りつめてきたから、



いつのまにか
出世や名声が目的になって
なぜ医師を志したかすら忘れていたかもしれない



でも
ずっと彼の中にあった使命は
『人を助けること』だった



MARVELだからね
エッセンスは少年ジャンプと同じ

友情・努力・勝利



だから、どうしても
ヒーローになる話になっちゃうのだけれど



自分がしたい事を
因数分解していくと
必ず、使命が見えてくる



どんな仕事も
必ず誰かを幸せにするためにあるし



その方法は

人を喜ばせるのか
人を楽にするのか
人を変化させる
人を成長させる
人を美しくする
人を華やがせる
人を潤わせる
人を安全にさせる
人に安心を与える
etc



数限りなくあって、
誰にでも必ず秀でた能力と適した場所がある



ドクターストレンジのように
大事故で人生変わってしまう、なんて究極の方法じゃなくても



何となく
自分のことを活かしきれていないな
転職ばかりせずに落ち着きたいな
なんだかモヤモヤするな
という時は



自分が好きなこと
やっていて楽しいことを因数分解してみて
人を○○させること!
というところまで掴めると



意外と
それができる職種の選択肢は多いし
医師と魔法使いのように
とんでもなく離れた職業への転職の可能性も出てくるから



一度
人を○○させるのが
嬉しくて楽しくて、やり甲斐がある
というところまで考えておくと



資格を使わなきゃ
勉強したことを生かさなきゃ
今ある技術でなんとかしなきゃ
という縛りから解放されて



より楽しく、自分らしく
かつ自分を活かして働くことができるようになりますよー♪