昨日の夜9:30ごろ
駅について電車を降り、2、3歩歩いたところで
タックルされました
初めは何が起きたかわからなっかたのだけれど
身体にすごい衝撃があって
次の瞬間、結構がっしりしたサラリーマンが
私の足元に大の字で寝そべっていました
サラリーマン氏が私の視界に入った時には
既にかなり低い姿勢で突進してくるところだったので、バランスを崩してヨロけたようだ
という事だけわかりました
酔っているのだろうか、とボーゼンと見下ろしていると
ホームに寝そべったまま
「大丈夫ですか？」と尋ねてきたので
「あなたこそ大丈夫ですか？」
と聞くと、サラリーマン氏は案外しっかりした声で
「大丈夫です」と答えました
一緒にいた次女が
私の二の腕に手を添えて脇へ誘導してくれたので
大の字の人をなんとかするべきかと思ったけれど
私自身かなりショックを受けていたし
身体も痛かったので
とりあえずその場を離れました
歩きながら
最近は人員削減なのか自動化が進んだのか
「ホームに駅員さんがいないから、ああいう事があると、すぐに助けを呼べなくて困るよね」
と言って娘を見ると
私よりずっと震えていて
「電車が入ってきてたし、すごく怖かった！」
と言って泣き出してしまいました
娘が泣いているのを見たら
あ、私も怖かった！
けど、駅員さんに知らせるまでは
しっかりしなきゃと頑張っていた事にやっと気付きました
でも、まずは娘を抱きしめて安心させなければ
と考えたら、
自分自身の恐怖や痛さより
ウチのかわい子ちゃんを怖がらせた事に対して
サラリーマン氏にモーレツに
「しっかりしてくんなきゃ困るよ？えっ？」
という上司みたいな感情が湧いてきました
駅員さんは
結局見つけることができませんでした
ホームに仰向けで寝ていた
思いの外ガタイの良いサラリーマン氏は
不思議な緑色に透けた靴下を履いていました
昨日の夜寝る前に
少しタイミングがズレていたら
少し私の立ち位置がズレていたら
ぶつかった場所がズレていたら
私は、ホームに落ちて電車に轢かれて
もうこの世にはいなかったかもしれないんだな
事故って
本当に一瞬なんだな
最後に見たものが
知らないデカいサラリーマン氏の
緑色に透けた靴下だったりしたら
ちょっと浮かばれないな
しかも娘の目の前でとか
死んでも無しだな
万一線路に落ちたら
ホームの真下には隙間があるらしいから
素早くそこに転げて逃げよう
と、思いついて
素早く身体をひねる練習をしている自分に気付きました笑
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